更新2024年4月1日
お知らせ
2021B期より化学試料準備室の入室は入室専用カードでの入室に変更となりました。ユーザーカードでは入室できません。
化学試料準備室より一般ゴミ箱を撤去しました。これは化学薬品の付着したワイプが捨てられたケースがあり、委託の清掃業者に健康被害が生じる可能性を否定できないためです。ご不便をおかけしますがご協力をお願いいたします。
化学試料準備室は、放射光利用研究基盤センターが運営しています。
●化学試料準備室の概略
リング棟D1扉のすぐ南側のd共1を化学試料準備室として整備しています。化学試料準備室には水スクラバーを備えたドラフトがあり、揮発性強酸・腐食性ガス(フッ酸など)等を用いた作業ができます。化学試料準備室は従来どおり、メールにより事前に申し込まれた方が使用でき、カードリーダーにより週7日、1日24時間入退室が可能です。利用者は使用に先立ち、担当者または副担当者によるインストラクションを受ける必要があります。
化学試料準備室使用の手順
(1) 利用申し込み
- 利用希望者は、利用の4日前までに連絡フォームにより利用申し込みをしてください。利用日までに、対応させていただく担当者名と連絡先内線番号(PHS)をご連絡いたします。この担当者に、使用前のインストラクションと使用後のチェックを受けていただくことになります。なお、利用期間は化学試料準備室で実際に作業される(またはその可能性のある)必要最低限の期間とします。長期(通年、A,B期全期間など)の申請は認めません。
(2) インストラクションとチェック
- 使用前のインストラクションと使用後のチェックの時間帯は原則として平日の勤務時間(9:00−17:00)とします。
(3) 試薬の使用について
a. 備え付け試薬
- 以下の持ち込み困難な試薬は、施設に備え付けのものをご利用できます。これらの試薬は担当者が瓶単位で貸し出し、これを使用前・使用後に瓶ごと秤量し、使用量を記録していただきます。貸し出した試薬瓶は使用後のチェック時に担当者にご返却いただきます。またフッ酸の使用は特に危険なため、化学試料準備室でのご使用にあたり「フッ酸使用に係る確認書」のご提出をお願いします。
b. 試薬の持込
- 化学試料準備室に常備されていない試薬であって、公共交通機関への持込が禁止されている毒劇物・危険物をやむを得ず持ち込みたい場合は、化学試料準備室担当者・副担当者またはビームライン担当者にご相談ください。利用推進部へ送りつけることは絶対にしないでください。
c. ドラフト使用上の注意
- 上記の試薬を含む、揮発性試薬の試薬瓶は、予め必要な防護(手袋、防護服、ゴーグルの着用)を行ってからドラフトを起動させたうえで、ドラフト内で開封してください。生じた実験廃液・洗浄液はドラフトのドレイン(蓋をしてある)に流さないでください(これらは廃液タンクを用意し、そこに貯蔵してください)。ただし緊急の場合にはドレインの蓋を外し、水を流すことができます。このようなことが起きた場合は速やかに化学試料準備室担当者または安全管理室(2200)に連絡してください。
d. 実験廃液
- 実験廃液およびその1次・2次洗浄水は決して流しに流さず、廃液タンクに貯蔵してください。揮発性試薬を用いた実験器具の1次・2次洗浄はドラフト内で行ってください。3次洗浄以降は準備室の流し台で行うことができ、その洗浄液は流しのドレインに流すことができます。実験廃液は原則お持ち帰りいただきますが、持ち帰り困難な場合は担当者・副担当者にご相談下さい。
(4) ガスの使用
- 圧縮空気、窒素(4N)、アルゴン(4N)、水素(5N)が利用できますが、通常は元バルブを閉めています。これらのガスの使用には事前連絡が必要で(連絡フォーム)、必ず担当者の立会いの下でご使用ください。また元バルブは決して操作しないでください。
(5) 実験廃棄物
- 実験廃棄物も原則お持ち帰りいただきますが、持ち帰り困難な場合は担当者・副担当者にご相談下さい。
(6) 非常の場合
- 火災・爆発などの事故の場合には、まず身の安全を最優先として行動してください。そして周りの人に声をかけるなどして2次災害を予防し、内線119番より守衛所に連絡してください。その他の災害・事故の場合は、程度に応じて内線119番、安全管理室、化学試料準備室担当者、BL当番に連絡してください。
(7) その他の連絡
- その他、不明な点が生じた場合は随時担当者・副担当者に連絡してください。担当者・副担当者の一覧は化学試料準備室にも貼り出してあります。
(8) その他の注意
- 化学試料準備室には職員が常駐しませんので、安全に関してはくれぐれもご注意ください。また安全確認のため、中央監視室よりビデオカメラによる監視を行います。
- 化学試料準備室に飲料・食料を持ち込んではいけません。
- 故意または重大な過失により安全保安上の問題を起こし、または化学試料準備室の設備を損傷した利用者には、今後のご利用をご遠慮いただく場合があります。
(9) 専用ビームラインの利用者
- 専用ビームラインの利用者の方は、消耗品は原則お持込みとなります。実験廃棄物の引き取り処分は可能ですが、処理費用は原則ご負担ねがいます。
(10) 備え付け設備・機器のリスト
(11) 担当者・副担当者一覧
担当者:加藤 和男 (PHS:3949) 松原 剛(PHS:3492)
副担当者:
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BL01B1(加藤、片山)、BL03XU(増永)、BL13XU(今井)、BL37XU(新田)、BL40B2(太田)、BL40XU(関口)、BL46XU(O.Seo)、SACLA(登野、片山)、産業利用(小金澤、佐藤、高垣、渡辺、大坂)、専用BL(松原)、蛋白BL(馬場、奥村)
化学試料準備室に関連したご意見・ご質問がありましたら、化学試料準備室担当者まで連絡願います。