研究会の名称
X線発光・非弾性X線散乱スペクトロスコピー研究会
研究会連絡先(問い合わせ窓口)
氏名: | 河村 直己 |
住所: | 〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1 |
電話: | 0791-58-0802 (ext. 3323) |
email: | naochan (at) spring8.or.jp |
研究分野
生命科学 ・ 物質基礎 ・ 物質応用 ・ 計測
関連するビームライン
BL11XU, BL12XU, BL33XU, BL36XU, BL39XU
研究会の概要、活動目標・目的
本研究会は,二次光学過程であるX線発光分光(XES)および非弾性X線散乱(IXS)計測を用いて物質の電子状態を元素選択的・電子殻選択的に調べ,物質の機能性の発現機構の解明を目指す研究者および学生会員で構成される.入射X線、散乱X線を1 eV程度以下の高いエネルギー分解能で分光したXES/IXS計測では,占有軌道の電子状態の測定や内殻正孔寿命幅を抑制した高分解能のX線吸収分光(XAS)スペクトルの取得など、通常のXASとは異なる特長を持った多様な分光が可能である。第三世代放射光による高輝度光源の出現・発展とともに飛躍的に進展し,基礎物性,触媒科学,生命科学,地球科学,環境科学,材料・デバイス開発などの産業分野といった幅広い分野に亘る利用が期待できる。 第5期から第6期にかけて、計測手法や解析技術の普及、技術開発や利用成果についての情報交換、利用推進部システム(リモート測定等)に関する議論を行った。第7期では、上記の活動に加え,以下の活動を推進する。
- 研究会およびワークショップ等の開催
研究会やワークショップ等を定期的に開催し,得られた研究成果に対する議論,計測技術および解析手法のノウハウの提供,ユーザーの利用動向調査を行い,測定装置の高度化へ提言を行う.また,研修会および講習会を開催し,放射光ユーザーへの普及ならびに新規ユーザーへの利用拡大に貢献する. - XES/IXS計測の先端計測技術の高度化
様々な高度計測技術を有するユーザーとの連携や共同研究を積極的に行うことで,極端条件下計測,マクロ計測やX線回折との複合同時計測などの計測技術を開発し,XES/IXS計測の先端計測技術の高度化を図る. - 計測およびデータ解析の自動化の推進
XES/IXS計測の高効率化を目指した測定の自動化・リモート化に向けた議論を行う。併せて理論計算によるその場データ解析を実現することで,成果創出のハイスループット化を推進する. - 次期放射光光源によるサイエンスの展開の議論の実施
SPRUCの他の関連する研究会や関連学会と連携し,次期放射光光源による先駆的研究や利用者からの要望を取り纏め,新しいサイエンスへの展開の議論とそれに伴うビームライン再編への提言を行う.