SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会

研究会の名称

機能性材料ナノスケール原子相関研究会

研究会連絡先(問い合わせ窓口)
氏名: 小原 真司
住所: 〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
電話 / FAX: 0791-58-2750 / 0791-58-0830
e-mail: kohara(at) spring8.or.jp

研究会の概要、活動目標・目的

  本研究会は、ガラス・セラミックスの材料科学を主な研究対象とし、構造解析で取り扱う物質の原子レベルの相関から、材料の機能発現に深く関係するナノス ケールまで、ブラッグピークの有無に依存しない二体相関およびそれを超えたスケールの新しいサイエンスを展開することを目的とする。そのために、 SPring-8/SACLAという世界最先端の放射光光源を利用した実験、関連技術の高度化、新しい解析手法の開発および理論計算の導入、さらにそれら の普及に向けた研究活動の場を提供するものである。そして、基礎研究の深化に限定せず、実用材料への展開へ直接繋がる応用研究の促進を目的として、材料科 学的な立場から研究活動と相互交流を実施する。本研究会では、SPring-8を含め放射光や中性子施設等の利用を実施あるいは検討している産業界からの 入会を歓迎し、企業における材料研究でSPring-8/SACLA利用の促進と普及を図ることも本研究会の重要な目的である。
 上記の活動目標を達成するために、将来、ガラス・セラミックス材料研究にあるべきビームラインデザインの検討についても、本研究会の取り組む課題とす る。研究会メンバーの研究対象に見合った複数の実験手法(XAFS、X線回折、X線異常散乱など)を1つのハッチで実験データを解析しながら、迅速に切り 替え、1回のマシンタイムで目的を達成できる専用実験ステーションの設置に向けて、その課題と計画を議論する。
 定常的な活動としては、BL04B2をはじめとするSPring-8での実験測定および解析に関する各種情報提供を研究会ホームページを通じて行い、 ビームライン利用者間の情報交換と研究協力を活性化させる。そのために、年2−3回程度の研究会開催を計画している。また、実験ステーション建設に向けて は、ユーザーグループが主体となって大型外部資金獲得のための議論の場とする。さらに、国際交流を深めると共に、本研究会が国際的競争力をつけ、日本がこ の分野を牽引してくことを目指す。


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