研究会の名称
高分子薄膜・表面研究会
研究会連絡先(問い合わせ窓口) |
氏名: |
高原 淳 |
住所: |
〒819-0395福岡市西区元岡744番地 |
電話 / FAX: |
092-802-2517/092-802-2518 |
e-mail: |
takahara( at )cstf.kyushu-u.ac.jp |
研究会の概要、活動目標・目的
近年、高分子は構造材料だけではなく、有機EL、有機FET、有機太陽電池などの電子材料分野、接着・塗装分野、バイオ材料分野などにおける幅広い用途で高機能性薄膜としての応用が急速に展開されており、高分子科学・工学にとっても新しい局面を迎えている。薄膜状態における材料物性と密接に関連する、結晶構造、結晶の配向性、微結晶のサイズと凝集状態、結晶化度、非晶状態の分子鎖の広がり、相分離状態などの静的構造特性と結晶化、熱処理、製膜過程における動的構造特性を分子レベルで解明することは、高分子薄膜の構造・物性制御と新規機能性高分子薄膜の開発に必要不可欠で、産学官全体にとって極めて重要な研究テーマである。
本研究会は、有機・高分子薄膜材料の合成、構造・物性、プロセス工学に関わる研究者がSPring-8に集結し、有機・高分子薄膜に対して放射光を利用した薄膜X線回折・散乱法(GIXD・GISAXS法など)、X線反射率法、X線光子相関分光法、イメージング法などに基づくナノ・メソスケールの静的・動的実験手法・解析法を確立することにより、高分子科学と高分子産業におけるブレークスルーとなる先端的研究を展開することを目的として、SPRUCに継続設置申請を行う。
本研究会は、2010年春に竣工したフロンティアソフトマター開発産学連合ビームラインFSBL(BL03XU)建設プロジェクトに間接的な協力を行った。現在は、FSBL産学連合体が行う様々な活動を側面から支援している。
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