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SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会 |
研究会の名称 スピン・電子運動量密度研究会
研究会の概要、活動目標・目的 本研究会では、BL08Wで行われている(磁気)コンプトン散乱実験を利用した研究の支援・発展に関わる活動を行う。現在、BL08Wには、115keV X線による高分解能コンプトン散乱スペクトロメータと、182keV楕円偏光X線を利用できる磁気コンプトン・プロファイル測定装置が設置されており、いずれも、世界最高水準の性能を有している。これらの実験により、電子やスピンの運動量密度分布を測定することができ、酸化物超伝導体、重い電子系物質、水素吸蔵合金、形状記憶合金、巨大磁気抵抗物質、磁性多層膜、液体・溶融金属など、様々な物質の電子・軌道状態の研究が行われている。 本研究会は、このような研究の流れを確固なものとすべく、コンプトン実験における基盤的技術や知識を蓄積・共有するとともに、将来研究に向けての基礎技術の開発を目指す。
また、次に挙げるような特徴を活かし、研究分野の裾野を広げてゆきたい
。 このような利点を考えれば、非破壊測定 や その場実験 など産業分野における利用も期待される。 |