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SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会 |
研究会の名称 固体分光研究会
研究分野 物質基礎・計測 関連するビームライン BL23SU, 25SU, 43IR, 47XU 研究会の活動目標・目的 SPring-8としては比較的低エネルギー領域に属する赤外から真空紫外線・軟X線を経て硬X線までの高輝度光を利用した新しい固体スペクトロスコピーを開拓することを目的とする。特に、赤外から硬X線までの広い範囲の光子エネルギーを利用する研究、SPring-8から発生する放射光の高輝度性を利用した時間分解分光・微小領域分光分析、及び、自由電子レーザーのコヒーレンス利用につながる研究も積極的に推し進める。また、この最先端固体分光法を利用して物性評価・機能性材料創製を推進する。 具体的には、現在のビームラインに装備されている、あるいは、装備されつつある装置を用いた研究の延長線上にある「時間分解光電子顕微鏡」「時間分解光電子回折測定」「多重極限赤外顕微分光」「赤外近接場光学イメージング」「バルク敏感光電子分光の高効率化・高分解能化」「時間分解・微小領域光電子分光分析」などの課題について科学的・技術的検討を行い、これらの課題の実現と固体分光研究用のビームライン・実験ステーションの強化とに向けて活動する。一方、「コヒーレント電子相関光電子回折」など、新しい光源である30m軟X線挿入光源・自由電子レーザーの利用法について提言し、「空間・運動量・スピン分解光電子分光」など新しい固体分光手法の開発を目指す。 |