不規則系物質先端科学研究会


主催: 
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)不規則系物質先端科学研究会
光・量子融合連携研究開発プログラム「エネルギー貯蔵システム実用化に向けた
水素貯蔵材料の量子ビーム融合研究」
日時: 
2016年2月8日 13:00 - 18:00
会場:
東京大学 本郷キャンパス 工学部5号館341室
目的: 結晶的周期性を持たない構造の乱れを検出するために、原子二体分布関数(PDF)解析は必須な手法となっている。このようなPDF解析による局所構造解析は基礎研究だけでなく、材料研究においてもその特性を理解するために重要な知見を与えることが期待されている。本研究会では広範な分野でのPDF利用研究を紹介するために、SPring-8における各PDF解析装置の利用研究を中心に、相補的な中性子PDF解析も加えて講演者を選定した。本研究会を通して各装置について参加者間の共通認識を高めるとともに、既存および応用PDF研究手法のメリット/デメリットを理解したうえで相互協力を推進する足掛かりとする。さらに、これまで未開拓の分野へもPDF解析の適用を進め、新しいサイエンスへの発展を目指す。

プログラム   :原子二体分布関数(PDF)による局所構造解析の展開に関する研究会
13:00-13:10
開会・趣旨説明 
尾原 幸治
(高輝度光科学研究センター)
13:10-13:40
0次元検出器によるPDF解析の現状と蓄電池への適用
小松 秀行(京都大学)
13:40-14:10
PDF解析を用いた強誘電体の局所構造解析
米田 安宏
(日本原子力研究開発機構)
14:10-14:40
PDF解析によるナノ粒子表面構造の可視化
飯田 剛之(東京大学)
14:40-15:10
一次元光子計数型検出器によるIn Situ全散乱実験の
現状と今後
加藤 健一(理化学研究所)
15:10-15:25
休憩
15:25-15:55
中性子を用いた結晶PDF解析
社本 真一
(日本原子力研究開発機構)
15:55-16:05
光・量子融合連携プログラムでの取り組み
町田 晃彦
(日本原子力研究開発機構)
16:05-16:35
Local structural study using RA-PDF setup at BL22XU
Hyunjeong Kim
(産業技術総合研究所)
16:35-17:05
BL22XUにおける時分割PDF測定の実現に向けて
前島 尚行
(日本原子力研究開発機構)
17:05-17:15
休憩
17:15-17:55
動向調査及び総合討論
17:55-18:00
閉会