ナノスピントロニクス研究会 2021年度第1回研究会

「放射光がもたらすスピントロニクス研究の最前線」

主催: SPRUC ナノスピントロニクス研究会
共催: 日本磁気学会 スピントロニクス研究会
日程: 2022年3月30日(水) 13:30 - 17:00
会場: オンライン(Zoom)
趣旨: ナノスピントロニクスは基礎現象の発見と理解がイノベーションに直結する産学共創の研究分野として位置づけられている。例えば、強磁性/非磁性界面におけるジャロシンスキー守谷相互作用の発現や、スカーミオンなどのトポロジカルスピン構造の創製、強磁性/非磁性界面におけるスピン軌道トルクの活用、電場による磁性制御など、基礎科学的かつ工学的にも重要な数々の進展が見られる。本研究会では、ナノスピントロニクスの研究と放射光利用に関する研究成果について幅広い議論を行うとともに、SPring-8におけるナノスピントロニクスの研究に関連する動向や、今後の展望について、総合的な議論を行う。
《プログラム》
13:30-14:00 大きな異常ホール効果を生み出す磁気八極子秩序のXMCD 木俣 基【東北大学】
14:00-14:30 超短パルス放射光X線でみる強磁性・反強磁性体の光誘起磁気ダイナミクス 山本 航平【分子科学研究所】
14:30-15:00 共鳴軟X線散乱による磁気テクスチャ観測 山崎 裕一【物質・材料研究機構】
15:00-15:20 休憩
15:20-15:50 軟X線RIXSによるホイスラー合金の電子状態 梅津 理恵【東北大学】
15:50-16:20 Co/Fe人工格子の磁歪と磁気量子数選択磁化曲線 櫻井 浩, 塩田 椋平, 石井 翔也,
鈴木 宏輔, 星 和志, 宮崎 紫生,
    高橋 学【群馬大学】
辻 成希, 櫻井 吉晴【JASRI】
16:20-16:50 先端光源で視るX線磁気分光の展開 松田 巌【東京大学】
16:50-17:00 ナノスピントロニクス研究に関連する動向と総合討論

*お問い合わせ先* 水口 将輝(名古屋大学) mizuguchi.masaki (at) material.nagoya-u.ac.jp