第18回SPRUC核共鳴散乱研究会

開催日: 2025年3月7日(金) 時間: 10:30 - 16:00

場所: 名古屋工業大学 23号館 1階 2311講義室(オンライン併用開催)

核共鳴散乱研究会は、SPring-8における核共鳴散乱実験における最先端の実験技術に関する議論や放射光利用についての様々な討論を行う場として、継続的に会合が実施されてきました。核共鳴散乱研究においては実験技術の発展が著しく、応用研究の展開もさまざまな方向性へと拡大しており、幅広い研究分野を含む実験技術として発展してきております。今回の研究会では、近年研究が進展している最先端の実験技術について紹介していただくほか、研究会の次世代を担う大学院生の研究の紹介にも重点を置き、3/7に開催させていただくこととなりました。SPring-8は次期計画に向けて様々な議論が行われているところであり、核共鳴散乱研究会としても利用者の動向調査に関する議論が必要であることもありますので、会合にて議論の場を予定しております。また、前日の3/6にはメスバウアー産業利用研究会を同地で開催する予定にしておりますので、ご興味のある方は合わせて参加をご検討ください。開催の詳細につきましては、核共鳴散乱研究会のメーリングリストにて告知いたします。また下記ウェブページでも告知いたします。
URL:https://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NRP/nrsSG/ご不明な点がありましたら連絡担当者までお問い合わせください。

プログラム

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座長:依田 芳卓
10:30-10:35
はじめに
北尾 真司(京都大学/研究会代表)
10:35-11:05
『放射光メスバウアー回折による電子強誘電体LuFe2O4の電荷秩序配列の検証』
中村 真一(帝京大学)
11:05-11:35
『2024年度のガンマ線準弾性散乱測定系の開発と応用研究の成果』
齋藤 真器名(東北大学)
11:35-13:00
休憩
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座長
13:00-13:25
『放射光174Ybメスバウアー分光で探るAu-Al-Yb準結晶・近似結晶のYbイオン電子状態』
木下 勇海 (兵庫県立大学)
13:25-13:50
99Ruの放射光メスバウアー分光とその応用』
吉田 実生(電気通信大学)
13:50-14:15
『振動核共鳴散乱体によるガンマ線制御法の開発』
山下 拓之 (京都大学)
14:15-14:30
休憩
14:30-14:55
『運転モードで異なるIr酸化物の放射光メスバウアー・スペクトル』
筒井 智嗣 (高輝度光科学研究センター)
14:55-15:10
『共用ビームラインでの核共鳴散乱アクティビティの現状』
永澤 延元(高輝度光科学研究センター)
15:10-15:25
『BL11XUの現状について』
藤原 孝将(量子科学技術研究開発機構)
15:25-
総合討論(動向調査に関する議論ほか)

[ 研究会担当者の連絡先 ]
北尾 真司(京都大学複合原子力科学研究所):kitao(at)rri.kyoto-u.ac.jp