表面界面・薄膜ナノ構造研究会

〜表面構造科学のフロンティアと放射光表面回折の展望〜



日時: 
2013年9月6日(金)13:00-17:00
会場:
京都大学吉田キャンパス北部構内 理学研究科6号館北棟272号室
SPring-8シンポジウム2013のサテライト研究会
目的:
 物質表面のわずか数原子層の構造と、その物性との関連を議論する表面構造物性研究は、現状光源の性能で満足しうるものではなく、さらなる高フラックス化が期待される次世代光源によって、大きな発展が期待できる分野である。
 そこで、今回は、表面構造科学に的を絞り、次世代光源をどのように利用するか、同分野の目指す方向について忌憚ない議論を行い、意見を集約する。

プログラム
13:00-13:10
有賀 哲也
(京都大) 「サテライト研究会の趣旨説明」
13:10-13:30
齋藤 彰
(大阪大)
「放射光STMによる元素分析と原子移動の直接観察
   :高輝度化への期待と留意」
13:30-13:50
田尻 寛男
(JASRI)
「放射光X線回折による表面原子のイメージング」
13:50-14:10
白澤 徹郎
(東京大) 「トポロジカル絶縁体の表面界面構造」
14:10-14:30
平山 博之
(東工大)
「ナノサイエンスからの構造研究への期待」
14:30-14:40
休憩


14:40-15:00
矢治 光一郎
(東京大) 「半導体表面に形成された一次元鎖の金属的電子状態」
15:00-15:20
八田 振一郎
(京都大) 「半導体表面上の一次元金属鎖の金属-絶縁体転移」
15:20-15:40
高橋 正光
(JAEA)
「表面回折・散乱におけるコヒーレント光の利用」
15:40-16:00
高橋 敏男
(東京大) 「次世代光源による表面構造研究への期待」
16:00-16:10
休憩


16:10-17:00
総合討論



 上記講演をもとに、下記の3点について討論を行う。
 ・新分野、新領域に関する研究開発ニーズの収集、および研究開発成果の展開
 ・新規領域の展開や利用ニーズを考慮したビームラインの高度化及び再構築
 ・放射光科学のグランドデザインを踏まえたSPring-8次期計画への要望