表面界面・薄膜ナノ構造研究会

概要

開催日: 2025年3月17日(月) 時間: 9:30 - 12:00

場所:オンライン

表面界面・薄膜ナノ構造研究は、対象物質が多様多岐にわたる点が特徴のひとつである。それゆえ、これまでにない試料環境や特殊装置の開発・発展が新しい発見に繋がることは異論をまたない。放射光を含む量子ビーム施設においても同様である一方、施設側が用意できる試料環境には限りがあることも事実である。ここにユーザが試料環境装置を持ち込んで実験を行う意義が出てくる。今回の研究会では、極低温X線回折や超低温表面といった特殊環境、産業につながる紡績の放射光実験、種々の量子ビームを組み合わせた低温構造研究など幅広い分野の成果を共有するとともに環境装置の観点から議論し、放射光実験における共通の問題点や施設への要望をとりまとめたい。

プログラム

9:30-9:35
『開会あいさつ』
山口 明(兵庫県立大)
9:35-10:05
『超低温表面X線回折によるヘリウム原子層の観察』
田尻 寛男(JASRI)
10:05-10:35
『溶融紡糸装置の持ち込みによる繊維形成過程のリアルタイム広角X線回折測定』
加部 泰三(東京大学)
10:35-11:05
『先端フォトン・中性子科学施設で探る分子性強等方性物質の電子・スピン物性』
水津 理恵(佐賀大学)
11:05-11:35
『極低温磁場中X線回折』
松村武(広島大学)
11:35-12:00
総合討論(動向調査)
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[ 研究会担当者の連絡先 ]
山口 明(兵庫県立大学):yamagu(at)sci.u-hyogo.ac.jp
田尻 寛男(JASRI):tajiri(at)spring8.or.jp