日 程: | 2023年2月28日(火) 13:00-17:20 |
会 場: | オンライン開催(Zoom) |
主 催: | SPRUCX線発光・非弾性X線散乱スペクトロスコピー研究会,SPRUCX線スペクトロスコピー研究会,公益財団法人高輝度光科学研究センター |
概 要: | 世界の大型・中型の第三世代放射光施設の高輝度光源の特性を利用することで、X線発光分光(XES)および非弾性X線散乱(IXS)を用いた電子状態研究が盛んに行われている。 XES/IXSは元素選択的な電子状態の研究が可能な手法であり、X線吸収分光(XAS)よりも価数や結合状態などの電子状態に関する詳細な情報が得られる。特に、XESを利用した高エネルギー分解能X線吸収分光法 (HERFD-XAS) は,従来のXASにおいて制限を受けていた内殻正孔の寿命幅によるエネルギー分解能の壁を超えた高いエネルギー分解能のXASスペクトルを取得することができるため、スペクトルの微細構造の観測やその微小変化を捉えることができる。 本ワークショップでは、XES/IXSによる電子状態解析を目指すユーザーを対象に、最近の興味深いトピックスを紹介するとともに、BL27SUで進められている軟X線発光分光装置の高度化の状況やBL12XUで行われている高エネルギー領域への展開を目指したLaue型X線発光分光装置の開発について紹介する。併せて、XES/IXSの手法の理解を深めるとともに、XES/IXSおよびHERFD-XASの今後の展望について議論する。 |
13:00-13:05 | 開会挨拶 | 河村 直己(JASRI) |
13:05〜13:15 | 「X線発光・非弾性X線散乱の手法と装置について」(仮題) | 石井 賢司(QST) |
13:15〜13:45 | (招待講演)「未定」(調整中) | 松村 大樹 (JAEA) |
13:45〜14:05 | 「Quick HERFD-XAS分光法の開発」(仮題) | 東 晃太朗(JASRI) |
14:05〜14:25 | 「Laue型X線発光分光器による高エネルギーHERFD-XAS分光法の開発」 | 平岡 望(NSRRC) |
14:25〜14:40 | 休憩 | |
14:40〜15:00 | 「BL27SUにおける軟X線発光分光器の高度化」(仮題) | 山添 康介(JASRI) |
15:00〜15:30 | (招待講演)「Heパスを利用した大気圧下カルボン酸固体試料の発光分光測定」 | 堀川 裕加(山口大学) |
15:30〜16:00 | (招待講演)「未定」(調整中) | 倉橋 直也(NINS) |
16:00〜16:15 | 休憩 | |
16:15〜16:25 | 「BL39XUビームライン改造について」 | 河村 直己(JASRI) |
16:25〜17:15 | 総合討論:X線発光分光/非弾性X線散乱計測を利用した 今後の展望や期待されるサイエンスについて討論を行う。 |
|
17:15〜17:20 | 総括 | 石井 賢司(QST) |
*お問い合わせ先*
石井 賢司(QST) kenji(at)spring8.or.jp