SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会

研究会の名称

原子分解能ホログラフィー研究会

ホームページ

http://sekigane.spring8.or.jp/xhologram/

代表者、副代表者

代表者
氏名   林 好一
所属   東北大学金属材利用研究所
連絡先   〒980-0812 仙台市青葉区片平2-1-1
  電話番号 / FAX番号 : 022-215-2078 / 022-215-2076
  khayashi (at) imr.tohoku.ac.jp
副代表者
氏名   松下 智裕
所属   (財)高輝度光科学研究センター
連絡先   〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
  電話番号 / FAX番号 : 0791-58-0980 / 0791-58-0984
  matusita (at) spring8.or.jp

研究会の概要、活動目標・目的

 本研究会では新たな原子配列の測定技術である原子分解能ホログラフィーをSPring-8にて発展させ、応用へとつなげる為の研究をしている方々の情報交換を行なっています。この新測定技術では、測定したい元素の周囲の原子配列を3次元的に得ることができます。完全な並進対称性は必要ではなく、観測対象の元素の周囲の構造が揃っていれば観測可能です。したがって、結晶中の不純物、混晶、結晶表面の吸着子などの原子構造を選択的に測定できるという特徴を持ちます。測定方法は蛍光X線ホログラフィーと光電子ホログラフィーに大別されます。蛍光X線ホログラフィーは大気中で観測できる特徴があります。不純物や混晶などの原子レベルの局所的な歪みの研究に応用されています。一方、光電子ホログラフィーは表面や軽元素に対して感度が大きい特徴があります。現在は触媒表面など研究に適用されています。本研究会の目標はこの潜在的ポテンシャルを有する原子分解能ホログラフィーをXAFSやX-ray Diffractionのようなレベルで、利用・解析・応用ができるようにすることにあります。これによって新たな原子構造科学の分野を切り開いていきたいと考えています。また、これからは無機材料だけでなく有機材料に関しても観測できるように、さまざまな装置改良も行なっていきます。そしてユーザーが簡便に解析できる環境構築や情報蓄積などを行なっています。


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