SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会

研究会の名称

地球惑星科学研究会

代表者、副代表者

代表者
氏名   西原 遊
所属   愛媛大学上級研究員センター
連絡先   〒790-0856 愛媛県松山市文京町2-5
  電話番号 / FAX番号 : 089-927-8152/089-927-8405
  yunishi (at) sci.ehime-u.ac.jp
副代表者
氏名   寺崎 英紀
所属   大阪大学大学院理学研究科
連絡先   〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-1
  電話番号 / FAX番号 : 06-6850-5794/06-6850-5480
  terasaki (at) ess.sci.osaka-u.ac.jp

研究会の概要、活動目標・目的

 SPring-8では、地球深部物質を対象とした物性研究が、マルチアンビルプレスやレーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルなどの高圧装置を用いて盛んに行われている。また地球物質だけでなく地球外物質(隕石、宇宙塵、彗星塵及びはやぶさによる小惑星回収試料)の微細試料に対する物質科学研究でも大きな成果が得られている。それらの研究では、高温高圧状態あるいは微小領域の試料にX線回折やラジオグラフィー・トモグラフィー測定、蛍光分析などの手法を適用し解析を行っている。このため地球および太陽系物質科学の解明にはSPring-8における放射光X線を用いた測定が必要不可欠である。さらに近年ではX線ラマン散乱法や高分解能X線非弾性散乱、X線発光分析、X線メスバウアー分光法といった測定法を導入した極限環境での新たな物性測定が試みられており、地球深部や太陽系物質に対する理解が大きく進展している。

 以上のような現状を踏まえて、地球惑星科学研究会が目標・目的とする項目は、下記のとおりである。 1)SPring-8ユーザーおよび将来ユーザーとなる地球惑星科学関連分野の研究者が、放射光を用いた最新の研究と実験技術に関する発表および討論を行い、研究者間の交流・意見交換と情報共有を行うこと。 2)地球惑星科学分野としてSPring-8において今後展開していくべきサイエンスについての議論。また関連ビームラインのビーム特性・測定装置の高度化についての議論。特に次期SPring-8 II利用に向けて、ワーキンググループを立ち上げ、サイエンス・装置技術の両面から検討し、施設側に積極的な働きかけができるようにすること。 3)新規ユーザー参画を視野に入れた新規導入装置・ソフトウェアの紹介やユーザー導入装置の保守点検状況の確認など。


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