SPring-8ユーザ協同体(SPRUC)研究会

研究会の名称

放射光人材育成研究会

代表者、副代表者

代表者
氏名   池田 直
所属   岡山大学自然科学研究科
連絡先   〒700-8530 岡山市津島中3-1-1
  電話番号 / FAX番号 : 086-251-7810
  ikedan (at) science.okayama-u.ac.jp
副代表者
氏名   圓山 裕
所属   広島大学理学研究科
連絡先   〒739-8526 東広島市鏡山1-3-1
  電話番号 / FAX番号 : 082-424-0717
  maruyama (at) sci.hiroshima-u.ac.jp

研究会の概要、活動目標・目的

 放射光科学は順調な発展を続けており,その利用は一部の研究者のものではなく,広く社会全般の基礎基盤になろうとしている。これにともない今後は放射光の威力を知る科学者・技術者は広く必要になることは自明である。一方日本では,理科系履修高校生の減少,グローバルな産業競争の激化,さらには団塊の世代の大量退職による産業競争力へのテコ入れが懸念されている。これらの状況を鑑み,放射光技術に長けた若手の人材を多く世に送ることは,放射光ソサエティーに過ごす研究者たちの存続の基盤を支えると同時に,社会を支える重要な責務と言い得る。

 特に放射光施設は,材料科学,生命科学,核科学からはじまり,産業応用に至る,広大な領域の科学研究者が集合した,日本の知の最前線である。そこに集う研究者は,次世代の人材育成の必要性を充分認識するとともに,それに能う教育力を持つ人々である。また平成19年の特定放射光施設の共用の促進に関する法律の改正においても,SPring-8における人材育成へ取り組みが必要であることが記載されている。

 これらの状況を踏まえ,放射光利用による人材育成の議論を活性化するため,現在までにSPring-8やHiSORなどの放射光施設を利用した教育プロジェクトの経験があるもの,あるいは意見を持つ研究者が集まり,放射光技術利用技術者のすそ野の拡大と放射光利用のいっそうの活性化をめざし,放射光を利用する人材の育成に必要な,技術や制度,方法などを議論することを目的とした研究会として活動する。

 年間数回の研究会の活発的な活動により,先導的な放射光科学における人材育成基板を創り出すことにより,ある種の分野横断的研究教育組織の融合を目指す。


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