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SPring-8利用者懇談会改編についてのパブリックコメント
の募集(2011/10/7〜10/27)

■はじめに

今年1月の総会、雨宮会長の就任挨拶にもありますとおり、SPring-8利用者懇談会の改編について、これまで評議員を中心としたメンバーによる改編検討ワーキンググループ(WG)にて議論を重ねてまいりました。この度、新組織「SPring-8ユーザー協同体」(SPring-8 Users Community: SPRUC)の骨組みが固まり、評議員会でも暫定承認をいただきましたので、現状の内容についてお知らせすると共に、この件について皆様からの忌憚のないご意見をいただき、改めてWG・評議員会で協議したく思いますので、10/27(木)までに事務局(users@spring8.or.jp)にお知らせください。
よろしくお願いいたします。

 

■改編の経緯

2011年1月 総会にて
 佐々木聡前会長より、SPring-8利活用へコミットできるユーザー組織としての強化・あり方を含めた、SPring-8利用者懇談会改編の議論を開始することの提言

 背景にある問題点
  建設期から利用期への移行に伴う多くの新規ユーザーの利活用の展開と、会の活動が整合しなくなった。
  新規ユーザーは殆ど会に参入せず、会員数と実ユーザー数との間に大きな乖離が生じてきた。
   全ユーザー数の20%程度が会員に登録するにとどまる。
  その結果、利活用の実態と成果についての情報をフィードバックさせる会の機能が不全。
  国からの活動予算の支援停止。
  ユーザーコミュニティから会費徴収の学会に変遷し、施設の利活用との連携がより不明確に。

2011年3月
 現会長(雨宮慶幸)がSPring-8利用者懇談会改編に向けた検討を開始
2011年4月
 産業利用推進協議会等の他の利用者団体との意見交換会を開催
2011年5月
 SPring-8利用者懇談会改編検討作業部会(WG)発足
 改編の方向性と新組織についての基本方針案をWGで議論し、評議員会へ改編案を提案
2011年6月
 代表機関の設定の議論を開始
2011年9月
 第2回WG開催、新組織「SPRUC」の骨組みを決定、評議員会にメール審議にて暫定承認

■新組織「SPring-8ユーザー協同体(SPRUC:SPring-8 Users Community)」とは

SPring-8を研究基盤として有効に利活用していくために、利用者(ユーザー)と機関運営の観点も合わせ待つ有識者(代表機関)の両方の目線で、ニーズとシーズを開拓し、研究現場と機関の大所高所からの意見を集約し、SPring-8の登録施設利用推進機関等とSPring-8の「学術的貢献」、「社会貢献」を高めるための協議、及び、その為に必要な「運営と経営」の協議を行う。

■改編の要綱

  • SPring-8の利活用について、利用者目線での情報を得る事ができる学際的組織とする。
    原則、SPring-8のユーザー登録時にSPRUCに入会する。会員の有効期限は3年(学生は1年)としその間SPring-8を利用していれば自動継続する。毎年4月1日時点で有効期間を過ぎて利用がなかったユーザーは会員資格を失う。
  • SPring-8の運営・経営に科学技術的/社会的観点からコミットできる組織とする。
    代表研究機関とその機関代表者からなる「代表機関会議」を設置し、SPRUCの運営の諮問機関とする。
  • SPRUCの活動は、個人の学会活動ではなく、登録機関の業務協力としてSPring-8利用動向調査等を行う。
    国と協議を進めつつ、登録機関からの運営支援を受け、学術・産業における学協会と施設とのインターフェイスとなる。

■SPRUCの活動経費と会費

会員からの年会費は徴収しない。上記登録機関への業務協力を実施することの対価等の会費収入以外を財源とする。
よって活動費収集状況によっては活動に経済的制限があり得る。

■ユーザー協同体 会則等(案)

詳しくはこちらをご参照ください。

■SPRUC組織図

■代表機関(機関代表者)及び代表機関会議

本会の運営方針に対して助言等を得るために、代表機関と機関代表者を置く。
代表機関は、SPring-8のユーザーが多数所属する大学、研究機関、企業団体などの中から、評議員会が推薦し、総会で選出する。機関代表者は、利用者の視線に立ち研究現場の意見を集約できる有識者を代表機関に所属するユーザー等が協議して選出する。
代表機関会議は、原則として年1回開催され、評議員候補の推薦及び有識者として本会の活動について諮問を行う。
 Mission:評議員候補者の推薦
      年1回代表機関会議の開催
        1)研究基盤としてのSPring-8のあり方、
        2)ユーザー利活用の観点からのSPRUCの活動、に関する諮問機関として役割

■SPring-8利用者懇談会 改編検討作業部会(WG)メンバー

詳しくはこちらをご参照ください。

■意見の提出方法

(1)提出手段
 電子メールのみ
 (電話による意見の受付は致しかねますので、御了承ください。)
(2)提出期限平成23年10月27日(木曜日)必着
(3)宛先
 電子メールアドレス:users@spring8.or.jp
 (判別のため、件名は【SPring-8利用者懇談会改編についての意見】としてください。
(4)記載事項
 ・氏名
 ・所属
 ・連絡先(電話番号・e-mail)
 ・意見
(5)その他、注意
 ご意見は、現SPring-8利用者懇談会会員以外の方も提出していただいて結構です。
 御意見に対して個別には回答致しかねますので、あらかじめ御了承願います。
 御意見については、WG・評議員会・総会等で氏名、所属、連絡先を除いて公表されることがあります。
 氏名、所属、連絡先については、御意見の内容に不明な点があった場合の連絡以外の用途では使用しません。


 
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