トップページSPring-8ホーム
平成16年度評議員会・幹事会議事録

平成16年度

平成16年度第1回拡大世話人会議事録
日 時: 平成16年9月6日(月)15時30分〜17:30
場 所: SPring-8 中央管理棟 講堂
出席者: 坂田 誠、宇田川康夫、宮原恒、鍛冶東海、伊藤嘉昭、伊藤 敦、曽田一雄、鈴木 功、金島 岳、長岡伸一、猪子洋二、下條竜夫、森本幸生、小泉昭久、植草秀裕、宇山親雄、三井隆也、瀬戸 誠、櫻井吉晴、荒川悦雄、坂田修身、山岡人志、七尾 進、菖蒲敬久、大高 理、原見太幹、桐山幸治、臼杵 毅、田村剛三郎、松田和博、早川慎二郎、圓山 裕、田中良和、浜谷 望、高橋敏男、佐々木聡、野田幸男、野末泰夫、並河一道、村上洋一、沼子千弥、今田 真、高田昌樹、黒岩芳弘、久保田佳基、木原 裕、雨宮慶幸
オブザーバー: 大野英雄、壽榮松宏仁、下村 理
事務局: 的場 徹、牧田知子、平野志津
資料: 1.平成16年度 SPring-8利用者懇談会 世話人会名簿(資料1)
2.SPring-8共用ビームライン利用者への課金に関する要望書(資料2)
3.SPring-8利用者懇談会アンケート(資料3)
4.SPring-8における共用方針の見直しについて(資料4)
利用者懇談会有志による提供資料:
1.文部科学大臣への利用者懇談会からの要望書(7/26)(資料5)
2.文部科学大臣への日本結晶学会からの要望書(5/20)(資料6)
3.航空・電子等技術審議会「大型放射光施設(SPring-8)の効果的な利用・運営のありかたについて」(諮問第20号)に対する答申について(資料7)
4.放射光学会課題問題検討委員会のレポート(資料8)
5.有志よりの各種の要望書、賛同者リスト(資料9)
6.8月10日に開催されたSPring-8諮問委員会の答申(資料10)
7.有志によるSPring-8課金問題のアンケート結果とコメント(9/6)(資料11)
議題及び報告事項:

1.坂田会長より開会の挨拶

2.台風16号による被害状況と今後の修復計画の説明台風被害について
寿栄松先生より台風16号による屋根の破損、ホール内(C-Zone)が浸水した件について報告があった。本日までに屋根の仮補修が完了する予定であるが、新たに台風18号が上陸予定でその影響はまだわからない。修理に関して現在補正予算を申請中であり、また建物は保険に入っているので(火災・災害保険)それらを使い修理を行う。修理期間は今年度いっぱいまでかかるかもしれないが、User Timeには影響が無いように配慮する。また浸水したC Zone周辺のラインはこれからチェックを行うので、どの程度の被害かまだわからない。

3.吉良所長からの挨拶
課金に関する報告を含めて挨拶があった。理研は課金を支持する方向であり、文科省を含めて周囲は課金を肯定する方向で進んできていることなどの説明があった。

4.「課金問題について」
坂田会長より、これまでの経緯、要望書作成の趣旨、周囲の状況について説明があった。複数の団体が要望書を提出済みであるが、すでに周囲の状況は課金を課す方向へ進んでおり、直接の関係者であるSPring-8の利用者への、課題申請から共同利用に至るまでの様々な場面での影響は深刻である。具体的な課金の金額などについては、現時点ではまだなにも具体的なものが出てきておらず、憶測が憶測を呼ぶ段間会であるが、今後も継続してこの件に関する検討を続け、利用墾としてどのような対策をとってゆくかまた話し合うべきであるとなった。
また施設側からも状況に関して詳細な説明があった。世話人から、課金がどの程度の金額になるのか、課題申請と外的資金獲得とはどのようにリンクするのか、などの様々な質問がなされ、それに対して考えられる可能性について活発な討論が行われた。これまで利用墾を含め複数の団体から提出された要望書や有志によるアンケートの結果等を含めて、今後SPring-8のユーザーまたは利用墾がとるべき対応について議論がなされた。

ページトップへ

平成16年度第3回運営委員会議事録
日 時: 平成16年9月6日(月)14時30分〜15時20分
場 所: SPring-8 中央管理棟 講堂
出席者: 坂田 誠、雨宮慶幸、今田 真、久保田佳基、黒岩芳弘、佐々木聡、高田昌樹、高橋敏男、田村剛三郎、鳥海幸四郎、並河一道、沼子千弥、野田幸男、浜谷 望、早川慎二郎、圓山 裕、村上洋一
オブザーバー: 大野英雄、壽榮松宏仁、下村 理
事務局: 的場 徹、牧田知子、平野志津
資料: 1.平成16年度 SPring-8利用者懇談会 運営委員 一覧(資料1)
2.SPring-8利用者懇談会入会者一覧(資料2)
3.SPring-8利用者懇談会退会者一覧(資料3)
4.SPring-8利用研究会設置申請書(資料4)
5.第8回SPring-8シンポジウムプログラム(資料5)
6.平成15年度SPring-8利用者懇談会予算・決算(資料6)
7.平成16年度SPring-8利用者懇談会予算(資料7)
8.平成15年度SPring-8利用者懇談会サブグループ・研究会開催状況(資料8)
9.平成16年度SPring-8利用者懇談会サブグループ・研究会開催状況(資料9)
10.SPring-8における共用方針の見直しについて(資料10)
11.SPring-8共用ビームライン利用者への課金に関する要望書(資料11)
議題及び報告事項:

1.坂田会長より開会の挨拶があった。

2.入退会員の承認
61名の新規入会者、109名の退会者を承認した。退会者の数が多いのは、会費未納入のため自動的に退会となった場合と、会費振り込みのタイミングで退会したものと両方の影響があるものと考えられた。

3.新サブグループ設立申請について
新規で触媒評価研究会の設置申請があった。今回の運営委員会で仮承認するが、その後世話人の方にシンポジウム等で設置目的等に関して説明していただいた上で正式な承認へ移行することとした。

4.平成15年度予算・決算、平成16年度の予算
田村会計幹事より平成15年度の予算・決算、平成16年度の予算について報告があった。
僅かに黒字が出ているので、若手への旅費の補助などの活用法を検討したらどうかという提案があった。

5.平成16年度サブグループ・研究会開催状況
田村会計幹事より平成16年度のサブグループ・研究会開催状況について報告があった。現時点までで開催された研究会・サブグループ会合は例年と比較して少なめであるが、SPring-8シンポジウムと併せて会合を開くなどの計画もあることから、今後も引き続き活発なSG活動の支援をしてゆくこととした。

6.第8回SPring-8シンポジウムのプログラムとナイトセッション
黒岩行事幹事より SPring-8シンポジウムのプログラムとナイトセッションについて報告があった。本年度のシンポジウムは2日間の日程であるので、昨年開催したナイトセッションと同様のものを、2日目のシンポジウム終了後の夜に行うことになった。

7.「課金問題」について
7/26に坂井、坂田、佐々木委員で文部科学省に対して利用墾からの要望書を提出してきた旨の報告があった。その後、状況は大きく課金が為される方向に動いてきており、引き続き利用墾としても対応を考えてゆく必要があることを確認した。ここに至るまでの経緯についてはまず坂田会長から説明があり、それから施設からの報告があった。

8.台風被害について
台風16号により屋根が破損し、ホール内が浸水した件について施設から報告があった。被害総額は数億円で、本日までに仮の補修が完了する予定であること、本日また新たに台風18号が接近してきているのでその影響次第であるが、屋根の修理には約7億円強の予算を必要とし、現在補正予算を申請中である。修理は長期にわたり行われるが、User Timeには影響が無いように配慮する。また浸水したC Zone周辺のラインはこれからチェックを行うので、どの程度の被害かまだわからない。現在この修理に関する会議中であるが、拡大世話人会ではその会議の結果がわかるので、寿榮松先生より最新の報告があるであろう。建物は保険に入っている(火災・災害保険)

9.その他

ページトップへ

平成16年度第3回幹事会議事録
日 時: 平成16年9月6日(月)13時30分〜14時20分
場 所: SPring-8 中央管理棟 講堂
出席者: 坂田 誠、沼子千弥、田村剛三郎、鳥海幸四郎、黒岩芳弘、久保田佳基、佐々木聡、雨宮慶幸
オブザーバー: 大野英雄、壽榮松宏仁、下村 理
事務局: 的場 徹、牧田知子、平野志津
資料: 1.平成16年度 SPring-8利用者懇談会 幹事 一覧(資料1)
2.SPring-8利用者懇談会入会者一覧(資料2)
3.SPring-8利用者懇談会退会者一覧(資料3)
4.SPring-8利用研究会設置申請書(資料4)
5.第8回SPring-8シンポジウムプログラム(資料5)
6.平成15年度SPring-8利用者懇談会予算・決算(資料6)
7.平成16年度SPring-8利用者懇談会予算(資料7)
8.平成15年度SPring-8利用者懇談会サブグループ・研究会開催状況(資料8)
9.平成16年度SPring-8利用者懇談会サブグループ・研究会開催状況(資料98)
10.SPring-8における共用方針の見直しについて(資料10)
11.SPring-8共用ビームライン利用者への課金に関する要望書(資料11)
議題及び報告事項:

議題及び報告事項:
1.坂田会長より開会の挨拶があった。
2.入退会員の承認
 詳細は運営委員会議事録を参照
3.新サブグループ設立申請について
 詳細は運営委員会議事録を参照
4.平成15年度の予算・決算、平成16年度の予算
 詳細は運営委員会議事録を参照
5.サブグループ・研究会開催状況について
 詳細は運営委員会議事録を参照
6.SPring-8シンポジウムのプログラムとナイトセッション
 詳細は運営委員会議事録を参照
7.「課金問題」について
 詳細は運営委員会議事録を参照
8.台風被害について
 詳細は運営委員会議事録を参照
9.その他

ページトップへ

平成16年度第2回幹事会・運営委員会
日 時: 平成16年7月22日(木) 13:15〜15:15
場 所: 中央管理棟 講堂
出席者: 坂井信彦、坂田 誠、佐々木 聡、沼子千弥、伊藤正久、鳥海幸四郎、浜谷 望、並河一道、渡辺 巌、下村 理、その他委任状3通
議題:

SPring-8課金問題に対する要望書について
坂井作業部会委員長から、文部科学省へ提出する予定の要望書の原案とその作成過程の説明があった。
それらの資料を基に、運営委員の意見交換を行い、要望書に関して利用者懇談会としての最終版を作成した。
ここで作成した要望書は7月26日に坂田、坂井、佐々木委員により文部科学省に提出することとなった。
ページトップへ

第1回SPring-8課金問題作業部会
日 時: 平成16年6月4日(金) 午前10時15分−12時
場 所: SPring-8特別会議室
出席者: 坂井信彦、篭島 靖、佐々木 聡、並河一道、松井純爾、吉良 爽、大野英雄、植木龍夫、壽榮松宏仁、下村 理、的場 徹、牧田知子、平野志津、沼子千弥
議題及び報告事項:

1.坂井作業部会委員長から、作業部会発足の経過説明があった。

2.大野英雄氏より、4月以降の課金問題の状況について説明があった。その結果、放射光学会、結晶学会、PFなどはすでに意見書や要望書を準備または文科省に提出済みで、SPring-8利用者懇談会が最も遅れを取った形になっていることがわかった。また諮問委員会でもこの問題に関して審議が継続されており、8月には何らかの答申が出る可能性があることが説明された。

3.これらの状況を受けて、作業部会でも取り急ぎ要望書を作成し文科省に提出する方向で作業を進めていくことにした。坂井委員長を中心に数名で草案を作成し、それに対してメールにて意見を交換する形で要望書を作成し、その後坂井院長と坂田利用懇会長が文科省に提出に行くことで同意を得た。

4.他団体の要望書と違ったカラーを強調するために、要望書の内容のポイントについて検討した。利用懇はこの問題について直接影響を受けるユーザーの団体であるので、それは強調すること、また旅費の打ち切りに付いての波及効果や課金が行われた際に予想される悪影響を明示し、放射光を用いる研究のアクティビティを堅持またはより高めるような方策をのぞむ旨を加えることとした。

5.必要ならば、また近いうちに作業部会を招集することとした。

ページトップへ

平成16年度第1回幹事会・運営委員会議事録
日 時: 平成16年4月9日(金)13時30分〜15時30分
場 所: SPring-8 中央管理棟 特別会議室
出席者: 坂田 誠、沼子千弥、田村剛三郎、難波孝夫、鳥海幸四郎、黒岩芳弘、篭島 靖、久保田佳基、佐々木 聡、坂井信彦、高田昌樹、月原冨武、野田幸男、松井純爾、圓山 裕、村上洋一、高橋敏男、浜谷 望、早川慎二郎、並河一道、圓山 裕、吉良 爽、大野英雄、植木龍夫、壽榮松宏仁、下村 理、的場 徹、牧田知子、平野志津
議題及び報告事項:

1.吉良所長の挨拶
JASRIはこの1年で組織の大改革を行う。昔の副所長はなくなり、新たに理事長の下に大野専務理事と常務理事3名がつき、その下に並列に組織が並ぶ構図に変革する。JASRIの諮問委員会に課金のことをかけている。

2.坂田会長からの報告
2−1.利用懇の会員数について
現時点で1390名。会員が1400人を割ったが依然放射光関連では最大の団体である。

2−2.SG、研究会
現時点で研究会11、サブグループ25

2−3.平成16年度幹事の確認
運営幹事として兵庫県立大学 坂井信彦氏を新たに承認した。

2−4 平成16年度運営委員の確認
運営委員選挙の結果、運営委員の半数が改選され、次の10名が新運営員となった。
雨宮慶幸、坂田 誠、高田昌樹、月原冨武、並河一道、
野田幸男、松井純爾、圓山 裕、村上洋一、渡辺 巌(敬称略)

2−5.平成16年度JASRI利用計画調査委員会の確認
雨宮慶幸 (東大)、今田 真(阪大)、黒岩芳弘(岡山大)、佐々木聡(東工大)、高田 昌樹(名大)、田代孝二(阪大)、月原 冨武(大阪大学)、鳥海幸四郎(兵庫県立大)、 並河 一道(学芸大)、難波孝夫(神戸大)、野田幸男(東北大)、浜谷 望(お茶大)、早川慎二郎(広大)、福山 恵一(阪大)、 松井 純爾(兵庫県立大)、圓山 裕(広大)、 村上洋一(東北大)、渡辺 巌(大阪女子大)

2−6.ひょうごSPring-8賞の候補者について
・ひょうごSPring-8賞は、昨年度より始まった賞で、SPring-8の産業利用で顕著な業績を上げた方を対象としている。選定委員会が別にあるが、本会でも候補者の推薦を募る旨の説明があった。

2−7.SPring-8の供用方針の見直しについて
・「SPring-8の供用方針の見直し」(いわゆる課金問題)に関する議論がなされた。
事態の進展に伴い、SPring-8利用者懇談会としての意見表明を行う為の作業部会を立ち上げることにした。作業部会の取りまとめは、坂井信彦運営幹事にお引き受けいただいた。

2−8.諮問委員会報告
平成15年度分のJASRI利用計画調査委員会の報告は無事に終了した。
諮問委員会で「供用方針の見直し」に関する作業部会(委員長:坂田 誠)が発足した。7月に予定されている諮問委員会で答申の予定。

2−9.今年度の行事予定
4月:第1回幹事会・運営委員会、施設側と懇談
5 or 6月:SPring-8 BL-SG・利用研究会の拡大世話人会
7月:諮問委員会  
「供用利用方針の見直しについて」作業部会の答申
7月:幹事会、運営委員会、施設側と懇談
10月:SPring-8シンポジウム
1月:拡大運営委員会(放射光学会の際に開催)
3月:諮問委員会

2−10.今年度の課題
課金問題への対応、SPring-8シンポジウム、若手の奨励策

3.施設からの課金問題に関する報告
SPring-8の課金問題を取り巻く状況について説明があった。
「供用方針の見直し」作業部会がJASRIで立ち上がり、また他にも放射光学会・研連等で4つの作業部会が立ち上がった。
・財政当局が、会計検査院からの指摘、競争的研究資金の充実、特殊法人改革に伴う法人の財政事情の変化等を背景に論文発表等を行い自らの研究業績にできるので利用者にも応分の経費負担を課すべきとの意向を示した。
・文部科学省がH16年度予算要求における財政当局との議論の中で、SPring-8の有料化については、可能な限り早急に進めることが適当との見解を提示
・SPring-8運営予算の状況として、運営予算の減少(ユーザー数は増加)、施設運転時間(5,400 hr/年)確保の外部資金への依存化が現実に存在する。
・航電審・諮問第20号答申のなかで、SPring-8でのビームタイム利用に関して、共用の促進を図り、開かれた施設として最大限に活用、知的公共財として、成果の公開を促進する為に、成果非占有利用について無料とされている。このなかで無料とされている費用項目には、人件費、光熱費、保守費、固定資産税、火災保険なども含まれている
・ビーム利用料金算出の例として今思案されているのは、SPring-8利用実験により直接的に個別に発生する経費に対して課金である。
・課金に際して配慮すべき事項として、若手育成と教育・化学技術基盤の強化等の国が支援すべきもの、海外施設との整合性と海外施設へ与えるインパクト、英国(CCLRC)のTicket制度と類似の失敗回避などがあげられる。
・これからこの件に関して想定されるスケジュール
平成16年度
3/2 第26回諮問委員会 諮問委員会作業部会発足
4月22日
6月下旬 第27回 諮問委員会
科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会における審議
ユーザーへの周知
3月 第28回諮問委員会
平成17年度
平成18年度予算要求、 審供用方針を反映
平成18年度より、審供用方針導入

4.課金問題について、利用懇側の意見をまとめる為の会合を行う必要があるかを審議した。坂田会長から、利用懇として、何らかのアピールを出してゆく必要があるとの意見が出された。それを受けて利用懇の中に課金問題に対する作業委員会を発足することとした。作業委員会の委員長を坂井運営幹事に委託し、その他、松井、難波、雨宮、佐々木委員で組織することとなった。

5.その他
利用懇の事務担当が佐久間明美さんから平野志津さんに交替した。
それに伴い、利用根幹連の電子メールアドレスをusers@spring-8.jpに変更した。
会員数増強のため、入会の時期により会費を半期分の1000円にする、学生会員に測るなどの工夫をしたらどうかとの提案があった。これについては引き続き継続審議する。

ページトップへ

Feedback