大阪市立大学の神谷信夫教授と岡山大学の沈建仁教授が2012年度朝日賞に選ばれました。(トピック)
- 公開日
- 2013年01月08日
- 受賞
朝日賞(朝日新聞文化財団主催)は、学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、日本の文化や社会の発展、向上に貢献した個人・団体に贈られる賞です。SPring-8のユーザーである大阪市立大学の神谷信夫教授と岡山大学の沈建仁教授が、2012年度朝日賞に選ばれました。
受賞者:神谷 信夫(大阪市立大学 教授)
沈 建仁(岡山大学 教授)
神谷信夫教授 | 沈建仁教授 |
研究業績:
光合成における水分解・酸素発生の分子機構の解明
お二人は長年にわたり光合成タンパク質の構造解析の研究を行ってこられました。2011年には、大型放射光施設SPring-8を利用し、光合成において光エネルギーを利用して水を分解し、酸素を発生させる「光化学系II複合体」の構造を解明することに成功されました。本成果は世界に大きな衝撃を与え、アメリカの国際科学雑誌Scienceによって2011年に得られた画期的な10の科学成果「Breakthrough of the Year 2011」の1つに選出されています。
今回、こうした長年の研究とその成果が評価され、受賞されることとなりました。
朝日賞
http://www.asahi.com/shimbun/award/asahi/2012award03.html
(関連コンテンツ)
・SPring-8 NEWS 59号(2011年11月発行)
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/publications/news/no_59/
http://www.spring8.or.jp/pdf/ja/SP8_news/no59_11/no59.pdf (PDF版)
- 現在の記事
- 大阪市立大学の神谷信夫教授と岡山大学の沈建仁教授が2012年度朝日賞に選ばれました。(トピック)