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愛媛大学 入舩 徹男教授がヨーロッパ地球科学連合(EGU)のR.W. Bunsenメダルを受賞(トピック)

公開日
2016年04月25日
  • 受賞

EGUはヨーロッパ諸国の地球科学者が参加する、ヨーロッパ最大の地球科学関連学会の連合体です。Bunsenメダルは19世紀のドイツの科学者Robert Wilhelm Bunsen(1811-1899)の業績を記念し、地球化学・鉱物学・岩石学・火山学分野から毎年1名選出される国際賞です。

Bunsen教授はセシウムやルビジウムの発見でも著名なハイデルブルク大学化学教室の教授で、化学・物理学の他に上記の地球科学分野においても重要な業 績をあげています。理科の実験などで現在も用いられている「ブンゼンバーナー」は同教授の発明によるものであり、またその弟子から2名のノーベル化学賞受 賞者を輩出していることでも知られています。

受賞者氏名(所属):
 入舩徹男(国立大学法人 愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター 教授・センター長)

 irifune tetsuo

今回の受賞は入舩教授の放射光実験と高温高圧実験を用いた、マントル深部及び沈み込むプレート関連物質の相転移・ 物性・化学組成の研究や、ナノ多結晶ダイヤモンド(ヒメダイヤ)を初めとした新物質の開発が高く評価されたもので、アジアからは初の受賞者となります。入舩教授は4月17-22日にウイーンで開催されEGU総会(参加者約14000人・発表数約15000件)中に行われた授賞式に出席するとともに、受賞レクチャーを行いました。

【参考HP】
ブンゼンメダル http://www.egu.eu/awards-medals/robert-wilhelm-bunsen/

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