大型放射光施設 SPring-8

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関山明教授(大阪大学大学院 基礎工学研究科)がVUVXアワードを受賞されました(トピックス)

公開日
2016年06月28日
  • 受賞

SPring-8の利用者である大阪大学大学院基礎工学研究科の関山明教授が、第39回真空紫外&X線物理国際会議 (39th International Conference on Vacuum Ultraviolet and X-ray Physics; 通称VUVX、7月3日〜8日までスイス、チューリッヒにて開催)において、VUVXアワードを受賞されることが決まりました。
本賞は、真空紫外からX線にわたる分光分野で顕著な業績を上げた研究者に、3年に1度開かれる国際会議ごとに授与されるものです。

賞の名称:
VUVX Conference Award

受賞者:
関山 明(大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)

関山教授写真

業績・研究内容:
関山教授は、SPring-8の軟X線ビームラインの立ち上げ間もない頃に、世界に先駆けて強相関系物質のバルク敏感な高分解能光電子分光に成功されました。それまでの研究では、バルクに比べ、表面領域の情報が支配的であったために、理解が不十分でしたが、関山教授らの業績によって、長年論争があった問題に決着がつけられました。
また、最近では、理研客員研究員としても硬X線光電子分光(HAXPES)をSPring-8で精力的に実施され、特に、偏光を利用して電子状態の対称性決定まで行える新手法開発によって優れた成果を挙げられています。本賞の受賞を記念し、会議の最終日には受賞記念講演が開催されます。

2015年7月14日のプレスリリース
固体中の異方的電荷分布を決定し可視化する世界初の研究手法を開発 〜脱レアアースなど新機能材料開発への応用にも期待〜

受賞理由:
先駆的な強相関係電子構造のバルク敏感高分解能光電子分光および光電子偏光二色性の研究

 


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