杉山淳司 京都大学 教授(JASRI外来研究員)が2020年春の紫綬褒章を受章(トピック)
- 公開日
- 2020年04月30日
- 受章
2020年春の褒章において、SPring-8のユーザーである京都大学 杉山淳司教授(公益財団法人 高輝度光科学研究センター(JASRI) 外来研究員)が紫綬褒章を受章されました。
受章者:
京都大学 生存圏研究所 杉山淳司(すぎやま じゅんじ)教授
研究業績:木質科学研究功績
研究内容:
杉山教授は、先端的な可視化と解析技術を融合し、木質科学分野において従来の概念を変え、新しい学術展開をもたらした基盤研究を遂行されました。その業績は主にセルロースの構造と機能に関する基礎研究と、木材解剖学と情報学の交差による文理融合・学際応用研究の二つにあります。前者の成長応力発生メカニズムに関する研究ではSPring-8の小角X線散乱測定を活用され、後者の文化財木製品の材質分析においてはSPring-8の特長を生かした高分解能X線CTを活用され、ともに特筆すべき成果を上げておられます。
木質文化財に関する研究については、こちらに詳しい解説があります。
・文化財の樹種を識別する ~真の史実を解くカギに~
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/research_highlights/no_68/
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