大型放射光施設 SPring-8

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SPring-8 Seminar (第202回)

副題/演題 超電導転移端センサX線マイクロカロリメータによる高分解能X線計測技術の将来展望
開催期間 2010年09月28日
開催場所 上坪講堂
主催 財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)
形式 レクチャー(講演)
分野 ビームライン・装置(加速器・光源を含む)
概要

日 時 : 2010年9月28日(火)  16 : 00-17 : 30

場 所 : 上坪講堂

Speaker : 高橋 浩之

Language : 日本語

Affiliate : 東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻

Title : 超電導転移端センサX線マイクロカロリメータによる高分解能X線計測技術の将来展望

Abstract :
超伝導転移端センサ(Transition Edge Sensor : TES)マイクロカロリメータは、サブ eVのエネルギー分解能を実現することの可能なエネルギー分散型検出器である。
本セミナーでは、東京大学におけるTESマイクロカロリメータの開発現状を紹介する とともに 、素子の更なる高性能化、多素子化・アレイ化など本技術の発展により、高分解能 X線計測において大きなブレークスルーの達成に向けた将来展望を行う。
これまでに放射光実験においては、実用上に優れた大型の吸収体を搭載した構造にお いて30eV前後のエネルギー分解能が得られているほか、素子構造を工夫して、放射光を照射して実際に測定したエネルギー分解能として7eVを切る値が得られている。
更に高エネルギー側への展開として、鉛吸収体を用いて1MeV以上のエネルギーの光子 の計測にも成功しているなどの状況をもとに今後の展開について示す。

担当者 : 豊川秀訓
PHS : 3865
toyokawa@spring8.or.jp

問い合わせ先 JASRI 研究調整部 研究業務課 SPring-8セミナー事務局 垣口 伸二、小野村 和幸
0791-58-0949
0791-58-0988
spring8_seminar@spring8.or.jp
最終変更日 2011-06-09 10:25