大型放射光施設 SPring-8

概要：
   SPring-8産業利用IビームラインBL19B2において粉末回折測定の研修会を行います。
   BL19B2では、粉末回折測定装置（大型デバイシェラーカメラ）の利便性を向上させ、より幅広い分野の方に利用していただくために、全自動サンプル交換・測定システムを2009年4月より供用しています。さらに、2010年からは、同装置を利用した「測定代行」サービスも開始し、産業界のみならず様々な分野のユーザにご利用いただいております。本研修会は、講義と実習を通して、同システムの特徴や測定上の留意点をご理解いただき、今後の利用実験に際して、充実した実験計画の立案に資することを目的としています。

日時：平成22（2010）年5月26日（水）14：30 ～ 27日（木）18：00
会場：大型放射光施設　SPring-8
講義、実習場所：上坪講堂、蓄積リング棟 BL19B2

プログラム：
第１日目（5月26日）

※実習は、全自動サンプル交換・測定システムのデモンストレーション及び、サンプル調製（粉体化、キャピラリに封入、等。希望者のみ）、参加者持込みサンプルを用いた測定実習を行います。詳細な実施時間は、調整中です。担当者にお尋ねください。

第２日目（5月27日）

※第1日目の開始時刻が午後からとなっております。

対象者：
• SPring-8での粉末回折測定実験の課題申請（測定代行を含む）を検討中の方
• SPring-8での粉末回折測定実験の課題が採択された、もしくは申請中の方

なお、過去にBL19B2において「全自動サンプル交換・測定システム」を利用した実験を経験された方（研修会の出席者を含む）は、対象外とさせていただきますのでご了承ください。

募集定員：
試料持込みグループ 最大6グループ、1グループ3名以内
各グループ2時間程度の測定実習を行います。

• 第1日目に、サンプル調製の時間を設けていますが、あらかじめ粉末試料を調製して持込まれる方は、産業利用推進室ホームページの下記リンク先で紹介しているウェブムービー等に準じてサンプルの準備をしてください。
http://support.spring8.or.jp/powder.html
• 持込み試料に関するキャピラリ等消耗品は、参加者負担となります。

申込方法：
※定員に達しましたので受付終了致しました。

申込締切：
平成22（2010）年4月26日(月) 正午
※申込者多数の場合は、締切日以前に募集を終了することがあります。
※定員に達しましたので受付終了致しました。

その他：
注意事項
１．持ち込み試料の制限は以下の通り
   • 持ち込み試料は1グループ最大10個（厳守）
   • 安全、法規上問題ないもの
   • 汚染、破損、紛失しても構わないもの
持込試料についての情報（組成、雰囲気など）を申込書に正確に御記載ください。申込者多数の際には調整の判断材料とさせていただくことがあります。
２．データ持ち帰り用のストレージを持参してください。USBメモリー（128MB以上の容量）を推奨いたします。
３．本件集会の参加にはSPring-8 User登録、放射線従事者登録などの諸手続きが完了されていることが必要です。また、持ち込み希望サンプルについては、安全管理室審査の手続きが必要となります。手続きに関する案内は参加受付後御連絡させていただきます。
４．学生の方は「学生保険」等に加入していることが必要です。
５．参加者への連絡などはすべてe-mailで行います。参加の手続きにはオンライン登録や書類のダウンロードが必要です．インターネットに接続できる環境を御用意ください。
６．研修会への参加は無料です。
７．研修会参加者への旅費支給等はありません。
８．申込者多数の場合の調整は、当方に一任願います。
９．参加者多数の場合は、締切日以前に募集を終了することがあります。
10．前日及び当日に宿泊が必要な方は、SPring-8交流施設を御利用いただけます(2000円/泊)。

問合せ先
実習担当：（内容等について）
(財)高輝度光科学研究センター
産業利用推進室
担当：大坂 恵一 e-mail : k-osaka@spring8.or.jp
      ：廣沢 一郎 e-mail : hirosawa@spring8.or.jp

事務局:（手続き等について）
(財)高輝度光科学研究センター
研究調整部 研究業務課
担当：垣口 伸二・中塚栄子
Tel：0791-58-0924 Fax：0791-58-0830
e-mail : workshops@spring8.or.jp

以　上