大型放射光施設 SPring-8

　　産業利用IビームラインBL19B2において粉末回折測定の研修会を行います。
　BL19B2に設置されている粉末回折測定装置（大型デバイシェラーカメラ）では、試料交換や精密位置合わせが完全自動化されており、放射光実験の経験がない方でも簡単に高品質のデータを取得することができます。また、「随時受付」・「2時間単位での利用」などの利点がある「測定代行」を実施しており、産業界のみならず様々な分野のユーザにご利用いただいております。
　本研修会は、講義と実習を通して、測定装置の特徴やご利用に際しての留意点をご理解いただき、今後の実験計画の立案に資することを目的としています。なお、今回の研修会では、低温（100-450 K）ならびに高温（室温-1000K）の温度変化測定を実施しますので、ご興味のある方は奮ってご応募ください。

　なお、同時期に産業利用IIビームラインBL14B2においてXAFS測定研修会も実施します。 両方の研修会に参加することも可能ですので、ご検討ください。
※XAFS測定研修会の詳細については、こちらをご覧下さい。

2月6日（水）

対象者：
◯ SPring-8での粉末回折測定実験の課題申請（測定代行を含む）を検討中の方
◯ SPring-8での粉末回折測定実験の課題が採択された、もしくは申請中の方

なお、過去にBL19B2において粉末回折測定実験を経験された方（研修会の出席者を含む）は、対象外とさせていただきますのでご了承ください。

募集定員：
5グループ（予定）、1グループ3名以内
   各グループ2-3時間程度の測定実習を行います。
   各グループ最大10個の試料を持ち込むことができます。
   ただし、温度変化測定をご希望の方は、試料数を調整させていただきます。

● サンプル調製実習の時間を設けていますが、あらかじめ粉末試料を調製して持込まれる方は、産業利用推進室ホームページの下記リンク先で紹介している動画等に準じてサンプルの準備をしてください。
   http://support.spring8.or.jp/powder.html
● 持込み試料に関するキャピラリ等消耗品は、参加者負担となります。

申込方法：
定員に達しましたので締め切りました。

申込締切：
定員に達しましたので締め切りました。

その他：
注意事項
1. 持ち込み試料の制限は以下の通りです。
○　持ち込み試料は1グループ最大10個（厳守）
○　安全、法規上問題ないもの
○　汚染、破損、紛失しても構わないもの
持込試料についての情報（組成、雰囲気など）を申込書に正確にご記載ください。申込者多数の場合の判断基準にします。
2. データ持ち帰り用のストレージを持参してください。USBメモリー（128MB以上の容量）を推奨いたします。
3. 本研修会の参加にはSPring-8 User登録、放射線従事者登録などの諸手続きが完了されていることが必要です。また、持ち込み希望サンプルについては、安全管理室審査の手続きが必要となります。手続きに関する案内は参加受付後ご連絡させていただきます。
4. 学生の方は「学生保険」等に加入していることが必要です。
5. 参加者への連絡などはすべてe-mailで行います。参加の手続きにはオンライン登録や書類のダウンロードが必要です。インターネットに接続できる環境をご用意ください。
6. 研修会への参加は無料です。
7. 研修会参加者への旅費支給等はありません。
8. 申込者多数の場合の調整は、当方に一任願います。
9. 参加者多数の場合は、締切日以前に募集を終了することがあります。
10. 前日及び当日に宿泊が必要な方は、SPring-8交流施設をご利用いただけます(1室シングル2000円/日、ツイン3000円/日)。
※参加決定次第これらの手続きに関する案内をします。

実習担当：（内容等について）
   (公財)高輝度光科学研究センター  産業利用推進室
    大坂恵一 e-mail : k-osaka@spring8.or.jp

事務担当：（手続き等について）
   (公財)高輝度光科学研究センター  研究調整部 研究業務課
    當眞、守屋、益田
    TEL：0791-58-0924, FAX：0791-58-0830
    e-mail : workshops@spring8.or.jp