大型放射光施設 SPring-8

コンテンツへジャンプする
» ENGLISH
パーソナルツール
 

平成24年度GIGNO研究領域創成支援プロジェクト研究会

副題/演題 放射光軟X線ナノビームアプリケーションで拓く材料科学
開催期間 2013年03月12日10時00分から17時30分まで
開催場所 連合会館(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
アクセス http://rengokaikan.jp/access/
主催 公益財団法人 高輝度光科学研究センター
形式 研究発表(学会)
分野 物質科学
概要

開催趣旨:
 今日の物質科学研究では、実験、および、理論研究基盤の急速な発展に伴い精密な電子状態の理解と緻密な物質設計による材料創製がおこなわれています。放射光軟X線は、機能創出に直接関与する電子のプローブであり、X線磁気円二色性(XMCD)を利用した磁性材料の機能解明など、材料設計に欠かせない情報を与えてきました。
 SPring-8では、現在、電荷やスピンに起因するナノ領域の現象を可視化するために、100nmを切る空間分解能をもつ「軟X線ナノアプリケーションームライン」へのアップグレードを進めています。この軟X線ナノ計測基盤では、スピントロニクスデバイスの1素子毎の磁気ダイナミクスや、生体細胞に作用するナノ磁性体や生体物質の磁場応答、フォトニクス結晶セル内での電磁波励起を利用したナノ物質合成過程など、ナノユニットでの電子・磁気特性に関する新しい観測が期待できます。
 本研究会では、これら未開拓の材料分野を牽引する研究者に先端研究をご紹介いただくとともに、異分野間の研究者交流を通して、「軟X線ナノアプリケーション」を基点とした研究創成を目指します。幅広い分野からの研究者の参加と活発な議論を期待します。

申込方法 下記事務局まで、電子メールにてお名前、所属、メールアドレス、研究分野をお知らせください。
e-mail:nano-sx@spring8.or.jp
お知らせいただいた情報は、研究会開催目的以外には使用致しません。

定員:70名 定員になり次第締め切りさせていただきます。
参加費:無料

申込締切 2013年3月11日午後3時
定員に満たない場合には当日参加も受け付けます。

プログラム
10:00-10:10   開会挨拶   
    中村 哲也 (JASRI / SPring-8)
座長:白土 優(大阪大学大学院)
10:10-10:35   「硬X線100nmビームがリードするSPring-8ナノビームアプリケーション」
    鈴木 基寬(JASRI / SPring-8)
10:35-11:00   「SPring-8 BL25SUにおける軟X線ナノアプリケーションビームライン計画」
    中村 哲也(JASRI / SPring-8)
  ---------------- 休憩 11:00 – 11:10 -----------------
座長:中村 哲也(JASRI / SPring-8)
11:10-12:00   「Nano-Bio Interfaces: toward remote control and visualization of essential biological energy and information transduction and storage domains」
    Dr. Elena A. Rozhkova (Argonne National Laboratory)
  ----------------- 昼食 12:00 – 13:30 -----------------
座長:加藤 剛志(名古屋大学)
13:30-14:00 「細胞の磁場配向と磁気応答ダイナミクス」
    岩坂 正和(千葉大学大学院)
14:00-14:30 「ナノ微粒子アッセンブリングとマイクロパターニング光造形を用いたフォトニック結晶の創製とテラヘルツ波局在を利用した時間分光計測への応用」
    桐原 聡秀(大阪大学接合研)
14:30-15:00 「異常Hall効果による垂直磁化ナノドットの磁化反転ダイナミクス計測と軟X線MCD同時計測の展望」
    岡本 聡(東北大多元研)
  ----------------- 休憩 15:00 – 15:20 -----------------
座長:鈴木 基寬(JASRI / SPring-8)
15:20-15:50 「スピン波励起による磁化反転と放射光ナノビーム解析の展望」
    関 剛斎(東北大金研)
15:50-16:30 「スピントロニク材料の最先端とナノ解析によるスピン現象の可視化」
    新庄 輝也(京都大学名誉教授)
16:30-17:10 総合討論 「放射光ナノビームアプリケーションにより創成する研究領域の展望」
    佐藤 勝昭(科学技術振興機構)
17:10-17:30 総括、閉会挨拶
    高田 昌樹(JASRI / SPring-8)

問い合わせ先 (公財)高輝度光科学研究センター 利用研究促進部門 ワークショップ実行委員長 中村 哲也
0791-58-0833
0791-58-0830
nano-sx@spring8.or.jp
最終変更日 2013-03-04 13:19