国立循環器病研究センター 白井幹康
放射光による麻酔下小動物の心・血管運動機能の解析法を紹介する。 方法の一つは心筋X線回折法で、心筋収縮タンパク質の分子動態が心室の様々な心筋部位でピンポイント(0.2 x 0.2 mm)評価できる。二つ目は、高解像度微小血管造影法で、高心拍数のマウス心臓の冠細動脈(約50μm口径)の応答も、臓器を露出することなく撮影可能である。 これらの方法の心血管病態・再生研究への活用例も提示する。