大型放射光施設 SPring-8

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SPring-8 Seminar (第292回)

主題/内容 優れた加工性と強度を持つマグネシウム合金の開発とその応用
開催期間 2019年10月18日 (金) 15時00分から16時00分まで
開催場所 上坪記念講堂
主催 (公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
形式 レクチャー(講演)
概要

Speaker: 鎌土 重晴
中田 大貴

Language: 日本語

Affiliation: 鎌土 重晴(国立大学法人長岡技術科学大学 理事・副学長)
中田大貴(国立大学法人長岡技術科学大学技学研究院 助教)

Title: 優れた加工性と強度を持つマグネシウム合金の開発とその応用

Abstract:
マグネシウム合金展伸材を輸送機器の構造材料として利用できれば、車体軽量化による大幅な燃費の向上を期待できる。しかし、マグネシウム合金の強度や押出し加工性、プレス成形性は、鉄鋼材料やアルミニウム合金より大きく劣ることから、マグネシウム合金展伸材の利用用途は限られており、優れた機械的性質と加工性を兼ね備えた新しい合金の開発が求められている。
私たちは、マグネシウム合金展伸材の実用化を強く進めるために、希薄Mg-Al-Ca-Mn(-Zn)合金を開発した。希薄Mg-Al-Ca-Mn(-Zn)合金は、6000系アルミニウム合金と同等程度の押出し加工性やプレス成形性を有し、Guinier Prestonゾーンによって強化できる世界初のマグネシウム合金である。本発表では、私たちが開発した希薄Mg-Al-Ca-Mn(-Zn)合金の集合組織や析出物等の微細組織制御による高性能化に関する研究成果や大型模擬部材の試作例を紹介する。

担当者: JASRI 放射光利用研究基盤センター 櫻井吉晴
e-mail:sakuraiatspring8.or.jp/PHS: 3803

問い合わせ先 JASRI研究支援部 研究調整課SPring-8セミナー事務局  三好忍/糀畑美奈子
0791-58-0833
0791-58-0830
minako@spring8.or.jp
最終変更日 2019-10-09 11:34