大型放射光施設 SPring-8

コンテンツへジャンプする
» ENGLISH
パーソナルツール
 

マルチスケール3D画像取得解析セミナー Multi Scale Imaging Technology Web Seminar (MSITW)

開催期間 2020年10月22日 (木) 09時00分から17時50分まで
開催場所 オンライン開催
主催 Thermo Fisher Scientific 日本エフイー・アイ(株)
(株)島津テクノリサーチ
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)
形式 普及・啓蒙(研修会)
分野 ビームライン・装置(加速器・光源を含む)
概要
フライヤー

Thermo Fisher Scientific 日本エフイー・アイ、島津テクノリサーチおよび高輝度光科学研究センター(JASRI)の三者の共催でMulti Scale Imaging Technology Web Seminar(MSITW)を開催します。電子顕微鏡、放射光X線CT装置、汎用型X線CTによるマルチスケール画像取得装置の概要と応用事例、それらから得られる特徴的な画像の解析手法までを横断的に一度に学べる大変貴重な機会となります。

Thermo Fisher Scientific 日本エフイー・アイからは、FIB-SEMと画像解析ソフトAvizoをご紹介します。FIB-SEMは観察においてSEMを使うため高い解像度を有しますが、3D画像取得時に一般的に知られているGaイオンビームの加工速度において画像所得領域と所得時間に制限があります。この問題に対してGaイオンビームに代わり、マルチプラズマイオンビーム(Xe, Ar, N, O)とフェムト秒ナノレーザーを加工に用いることでSEMの解像度を担保しながら広領域を高速に加工できる新たなソリューションをご紹介します。また、Avizo Softwareによる様々な解像度を有する各種装置から得られる特徴的な画像の解析手法、応用事例、最近注目されているDeep Learningの画像解析への適用事例等もご紹介します。 資料

島津テクノリサーチからは、一般的なラボでは対応できない特殊なin situ X線透視/X線CT撮影をご紹介します。
島津テクノリサーチは、1 mm以下の小さな電子部品や、繊維強化樹脂、生物用の拡大倍率の高い管電圧100 kVタイプと、高速かつ高コントラストでありながら、約300 mmもの領域を一度にスキャンできる管電圧220 kVタイプの2種類の産業用X線CTを保有し、それらをオリジナルのin situ X線CT用試験機と組み合わせた破壊・損傷力学的解析に役立つ4D-CT撮影の事例、さらにAvizo-DVCによって3次元のひずみ分布解析というCAE解析の検証・妥当性確認に役立つ事例をご紹介するほか、内部構造の変形・変化をリアルタイムに観察するin situ X線透視動画撮影をご紹介します。これらの装置及び撮影技術は、島津テクノリサーチが独自に開発したものであり、他では見ることのできない内容となっております。 資料

JASRIからは、放射光X線CTの特徴とそれによる撮影事例などを紹介します。第三世代放射光施設では高輝度X線を利用することが可能です。これにより、単色X線を用いての実験が可能となり、線吸収係数の定量的な解析やX線顕微鏡光学系を利用したナノCTなどを実現しています。また、X線を利用した高速度撮影も可能となってきております。今回の発表では、放射光CTにこれまでなじみのなかった皆様にそれらの利用事例をご紹介します。 資料

申込方法

募集定員:約600~700名程度
※定員になり次第締め切らせていただきます。

参加費:無料
参加登録は締切ました。

プログラム

時間

内容

講演者/所属

9:00-9:15  イントロダクション 馬場 亨
Thermo Fisher Scientific
9:15-9:40 X線CTの基礎とWeb Lab Tour
島津テクノリサーチ X線CT試験室からのライブ配信
中山貴司
㈱島津テクノリサーチ
9:40-10:30 放射光X線CT装置の特徴 上杉健太朗
JASRI / SPring-8
10:30-11:00 画像処理の基礎 伊藤栄佑
Thermo Fisher Scientific
11:00-12:00 大容量高速加工 プラズマFIB/フェムト秒レーザー/SEM複合機の応用事例と、
日本エフイーアイ電子顕微鏡デモンストレーションルームのライブ配信
村田 薫
Thermo Fisher Scientific
12:00-13:00 昼休憩
- 質疑応答セッション
 
13:00-13:45 In situ X線透視/X線CT試験サービスのご紹介とWeb Lab Tour
島津テクノリサーチ 材料試験室からのライブ配信
中山貴司
島津テクノリサーチ
13:45-14:45 放射光X線CTの応用事例
– 高速撮影、4D-CT、NanoCT、位相CT
上杉健太朗
JASRI / SPring-8
14:45-15:25 SPring-8 放射光CT撮影のライブ配信 上杉健太朗 / 安武正展
JASRI / SPring-8
15:25-15:55 異なる解像度におけるAvizo Spftwareでの画像解析事例 馬場 亨
Thermo Fisher Scientific
15:55-16:15 休憩
- 質疑応答セッション
 
16:15-16:45 画像解析ソフト Avizoの各研究分野での応用
– 分率、サイズ、分散、接触率、配向、分割、長さ、連結性、流体経路 等
馬場 亨
Thermo Fisher Scientific
16:45-17:15 4D-CT画像の画像相関法(DVC)による3次元ひずみ解析事例 中山貴司
㈱島津テクノリサーチ
17:15-17:45 Deep Learningの画像処理への応用事例と、Avizoソフトウェア上での活用法 伊藤栄佑
Thermo Fisher Scientific
17:45-17:50 閉会の挨拶 馬場 亨
Thermo Fisher Scientific
17:50-18:20 質疑応答セッション  
 

司会: 馬場 亨 - Thermo Fisher Scientific

問い合わせ先 マルチスケール3D画像取得解析セミナー事務局 (公財)高輝度光科学研究センター  辻本
0791-58-2785
0791-58-2786
jasri-event@spring8.or.jp
最終変更日 2020-10-21 10:19