第4回放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会「粉末回折測定研修会」
開催期間 | 2021年11月05日 (金) 09時00分から20時00分まで | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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開催場所 | 大型放射光施設SPring-8 蓄積リング棟 BL02B2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主催 |
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI) (一財)総合科学研究機構(CROSS) 中性子科学センター |
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共催 | 東北大学金属材料研究所 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
形式 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
概要 |
「量子ビーム」と呼ばれる放射光、中性子の共同利用実験の普及により、これらを連携的に利用した研究が学術分野だけではなく、産業分野でも広がってきています。この量子ビーム連携利用の学術利用及び産業利用の成果の拡大・深化を促進するためには、量子ビームそれぞれの特徴の把握が重要です。 SPring-8のBL02B2に設置されている粉末回折装置では、12-37 keVまでの放射光X線を利用することが可能であり、一次元半導体検出器を搭載した多連装型粉末回折計に大面積フラットパネル検出器を組み合わせたデザインになっています。これら装置の利用により、様々なin-situ粉末回折実験やマルチスケールの時間分解測定が可能である。一方、イメージングプレートを検出器に用いた大型デバイシェラーカメラも利用可能であり、高エネルギーX線を利用した精密構造解析に必要な統計精度の高い粉末回折データを測定することが可能です。これらにより、結晶性試料の結晶粒度評価、結晶相の定性・定量評価、電子密度解析、温度変化(5K-1473 K)・ガス吸着過程のその場観測などが可能です。さらに、キャピラリ試料準備の自動化、ビームラインにおけるロボットの導入による試料交換の自動化により高能率な測定が可能であり、放射光実験の経験がない方でも簡単に高品質のデータを取得することができます。実習については、キャピラリ自動装填装置による試料準備や多連装型回折計を使用した標準的なビームラインのセットアップでの測定を行う予定です。 【JRR-3 中性子粉末回折測定】 中性子粉末回折装置HERMESは、物質中の原子核とスピンの配列の決定に威力を発揮します。中性子が持つ、高い透過力、同位体・原子番号が隣接する原子の識別力、軽元素探知力、磁気感受力を利用して、水素化合物やリチウム電池などのエネルギー材料、および、磁石材料の開発に資する情報の取得ができます。東北大学金属材料研究所が管理する装置であり、様々な材料に対する研究を想定して、簡便な利用と広い用途で活用できる仕様となっています。150本という多数の検出器を散乱角にして1度刻みに設置しているHERMESでは、その検出機群を微小な角度ステップで移動することで、質の良い粉末回折データを効率的に得ることができます。実習では粉末多結晶試料に対する室温での測定を行う予定です。 講義・実習場所: 日時: 対象: |
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プログラム |
【SPring-8】 (1)日時(予定): 予定変更しました。(9月15日) 講義および実習(同日開催):11月5日(金) *時間帯は下記プログラムを参照ください (2)講義、実習場所:SPring-8中央管理棟 上坪記念講堂、蓄積リング棟 BL02B2 実習担当:
(1)日時(予定):2021年11月18日(木)9:00 ~(実習完了次第終了) ※実習の他、JRR-3及びJ-PARC施設見学も計画中 (2)講義・実習場所:いばらき量子ビーム研究センター(IQBRC)、 JRR-3東北大学金研中性子粉末回折装置「HERMES」 ※アクセス情報:IQBRC https://neutron.cross.or.jp/ja/access/ JRR-3 https://jrr3uo.jaea.go.jp/access.htm 実習担当:
定員:最大4グループ (1グループ3名以内) ユーザー持込試料: その他の注意事項:
参加申込は締め切りました。
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問い合わせ先 |
公益財団法人高輝度光科学研究センター (JASRI)
利用推進部 普及情報課 担当:濱本 0791-58-2785 0791-58-2786 jasri-event@spring8.or.jp |