大型放射光施設 SPring-8

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SPring-8研修会(生体高分子結晶解析研修会・2回目)

主題/内容 生体高分子結晶解析研修会
開催期間 2023年10月17日 (火) から18日 (水) まで
主催 高輝度光科学研究センター
理化学研究所 放射光科学センター
大阪大学 蛋白質研究所
後援 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
形式 普及・啓蒙(研修会)
分野 生命科学
概要

 本法の最大のボトルネックになっている試料の準備と、データ測定から構造精密化までを2回に分けて講義と実習を行います。

研修会 I 試料準備
 対象: 生体高分子結晶構造解析の未経験者

研修会 II データ測定・構造解析
 対象: 結晶解析の経験があるもののまだ不慣れな初級者、「研修会I 試料準備」の受講者


開催日:

  実施日 締め切り
第1回(終了しました) 研修会 I: 6/20(火), 研修会II: 6/21 (水) 5/22(月)
第2回 研修会 I: 10/17(火), 研修会II: 10/18 (水) 9/19(火)
第3回 未定 未定



人数: 各5名程度


参加費: 無料


申込方法

第1回目の募集は終了致しました。

第2回目の募集を締め切りました。

・ 学生の方は指導教員に了解を得て頂きますようお願いします。
・ 応募者多数の場合は本企画の趣旨に沿うようにこちらで参加希望者の調整をさせて頂く場合があります。


プログラム

研修会I 試料準備

座学による生体高分子のX線結晶構造解析の概説、生体高分子の結晶化と放射光を用いた回折実験のための試料準備のハンズオンを実施します。
講義では構造解析の概説にとどまらず、結晶化に必要な試料の性状、結晶成長を理解するための基本的な背景について知識を得ることができます。
結晶化と回折実験のための試料準備のハンズオンでは、参加者自身が研究室でも実施可能な基本的な結晶化実験ができるように蒸気拡散法による標準蛋白質の結晶化を行います。また結晶化ロボットを利用した結晶化条件スクリーニングを見学します。回折実験のための試料準備、いわゆる結晶凍結はクライオプロテクタントの選択や実際の凍結操作などノウハウを必要とする部分が多いため、実際に操作を行いながら最終的にはSPring-8の自動測定を用いた回折実施可能な凍結結晶を用意することができることを目指します。実習の最後にビームラインを用いた回折実験の見学を行います。

                                                                                           
時間内容タイトル
10:00-10:45講義生体高分子結晶構造解析のための試料調製
10:45-11:00講演結晶解析の活用に至るまでの体験談 (金沢大学 山下哲先生)
11:00-12:00実習生体高分子の結晶化
12:00-13:00昼食 
13:00-16:00実習生体高分子の結晶化・結晶凍結
16:00-16:30見学回折データ測定
16:30-17:00閉会SPring-8利用制度(共用, 蛋白研BL, AMED BINDS)
Q&A


研修会II データ測定・構造解析

データ測定や解析を中心にX線結晶解析法の概要の講義を行います。その後、回折データ処理から構造精密化までを、重要な指標の説明を交えながらハンズオンを実施します。講義と実習の間には、ZOOシステムを用いた自動回折データ測定を見学しながら、ビームラインを用いた回折実験について解説します。

                                                                            
時間内容タイトル
9:30-10:00講義生体高分子のX線結晶解析概論 ー測定と解析を中心に
10:00-10:30見学ZOOを用いた自動回折データ測定
10:30-12:00実習XDSGUIを用いたデータ処理
12:00-13:00昼食 
13:00-16:30実習CCP4I2を用いた構造解析 ー 分子置換法・構造精密化
16:30-17:00閉会SPring-8利用制度(共用, 蛋白研BL, AMED BINDS)
Q&A


研修会担当:
 研修会I 試料準備          坂井直樹 (JASRI)
 研修会II データ測定・構造解析   長谷川和也 (JASRI)


≪その他注意事項≫

1.学生の方は「学生保険」等に加入していることが必要です。

2.参加者への連絡などは全てe-mailで行います。また参加の手続にはオンライン登録が必要です。インターネットに接続できる環境をご用意下さい。

3. SPring-8 にユーザー登録のない方はユーザー登録をした上で参加申込して下さい。ただし、SPring-8 のユーザー登録が研修会に間に合わない場合も参加は可能です。

4. 研究交流施設での宿泊が可能です。ただし施設の運転期間中ですのでSPring-8やSACLAのビームタイム利用者優先となり、満室の場合はご利用いただけません。


≪内容に関する問合せ先(講義・実習担当)≫
(公財)高輝度光科学研究センター
構造生物学推進室
 担当: 長谷川 和也
 TEL:0791-58-0803(内線3595)
 e-mail : stbio@spring8.or.jp

≪手続きに関する問合せ先(事務局)≫
(公財)高輝度光科学研究センター
利用推進部 普及情報課
 担当: 西川
 TEL:0791-58-2785
 e-mail : jasri-event@spring8.or.jp

最終変更日 2023-09-21 11:24