スクロールポンプに関する安全対策の徹底について
スクロールポンプ使用者各位
2005年11月18日
安全管理室長
電気主任技術者
スクロールポンプに関する安全対策の徹底について
10月下旬に、連続して2台のスクロールポンプが、実験ステーションで過負荷運転のため壊れるという事故が発生しました。どちらのスクロールポンプも、ビームライン標準排気ユニットのスクロールポンプが必ず装備している過電流運転と漏電を防止するための措置を欠いているものでした。
幸いにして何れも大事には至らなかったものの、モーターの過熱や地絡が発生しており、火災や感電という重大事故に発展するおそれが十分考えられる事態でした。
すでに、ビームライン・技術部門からはBL-allで事故内容の説明と再発防止策の徹底が通知されていますが、スクロールポンプはビームライン標準排気ユニット以外でも多数使用されている機器であり、SPring-8のサイト内にある(またはSPring-8のサイトに持ち込んで使用する)すべてのスクロールポンプに同等の安全対策を講じるようお願いします。
- 過電流運転を防止するため、適切な容量の保護回路を設けること。
- 漏電防止のため、漏電ブレーカーを有するコンセント盤に接続するか、漏電ブレーカーを装備すること。
- メーカーが推奨する保守点検を確実に実施すること。
以上
最終変更日
2019-11-22 09:09