BL08W 高分解能コンプトン散乱スペクトロメーター
問い合わせ番号
INS-0000000434
ステーションB : 高分解能コンプトン散乱スペクトロメーター
この分光器はCouchois型であり、湾曲結晶と位置検出器から構成されています。 位置検出器としてX線イメージインテンシファイアカメラか128電極Ge半導体検出器が選べます。 測定できるX線エネルギー範囲は70~90keVで、エネルギー分解能は約80eVです。これは電子運動量では 範囲 -10~10 atomic unit、分解能 0.14 atomic unit に相当します。ステーションには7-T超伝導マグネット、10K試料冷凍機が常設されており、磁場依存、温度依存の測定や、ステーションAにて通常使用している10素子Ge半導体検出器を導入して磁気コンプトン散乱測定を行うことも出来ます。 実験ステーションBに導入される100~120keVという高エネルギーX線を利用することにより、重金属を含むあらゆる物質のコンプトンプロファイルが測定可能です。
- 7-T 超伝導マグネット
- 10-K 試料冷凍機 (10 K ~ 300 K)
- X線イメージインテンシファイアカメラ
- 128電極Ge半導体検出器
最終変更日
2019-11-22 09:12