大型放射光施設 SPring-8

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BL14B2 X線イメージングカメラ

問い合わせ番号

INS-0000001592

X線イメージングカメラ

X線イメージングは主に第三実験ハッチで行われます。第三実験ハッチは光源から110m離れており、W棟にあります。このハッチには、2種類のX線イメージングカメラがあります。

ひとつはCCDカメラ(浜松ホトニクス、C4880-50-24A)とビームモニタ(浜松ホトニクス、BM2)で構成されています(Fig.1)。ビームモニタは、X線を可視光に変換し、可視光像を光学レンズで拡大・縮小する装置であり、蛍光板とレンズで構成されています。

もうひとつはCCDカメラとズーミング管(浜松ホトニクス、C5333)で構成されています(Fig.2)。ズーミング管はX線を電子に変換し、増倍・拡大し、さらに電子を可視光に変換する装置です。

これらのカメラは、屈折、吸収および回折を利用したX線イメージの検出に用います。

カメラと試料は自動ステージに乗せられており、位置調整は実験ハッチの外から行うことができます。試料用の自動ステージはX,Y,Zの並進ステージとRx,RyのスイベルステージおよびRzの回転ステージで構成されています。カメラ用の自動ステージはX,Y,Zの並進ステージで構成されています。

Fig1

Fig.1 CCDカメラとビームモニタ

Fig2

Fig.2 CCDカメラとズーミング管

最終変更日 2022-05-06 15:31