大型放射光施設 SPring-8

コンテンツへジャンプする
» ENGLISH
パーソナルツール
 

HfSiOxの動径分布

問い合わせ番号

SOL-0000001401

ビームライン

BL19B2(X線回折・散乱 II)

学術利用キーワード

A. 試料 無機材料
B. 試料詳細 半導体, 絶縁体・セラミックス
C. 手法 X線弾性散乱
D. 手法の詳細 斜入射X線回折/散乱
E. 付加的測定条件 室温
F. エネルギー領域 X線(4~40 keV)
G. 目的・欲しい情報 構造解析

産業利用キーワード

階層1 半導体
階層2 シリコン系半導体
階層3 ゲート絶縁膜
階層4 液体・非晶質構造
階層5 GIXS

分類

A80.12 半導体・電子材料, M10.30 表面・界面構造回折

利用事例本文

本事例では高誘電率ゲート絶縁膜(HfSiOx)について 微小角入射X線散乱を行い、膜の構造をあらわす動径分布関数を解析しました。微小角入射X線散乱は、試料表面に極く浅い角度でX線を入射することにより基板上に形成された薄膜から散乱されるX線を感度よく測定する手法です。このデータから、Hfの第三近接の範囲内ではHfO2に類似した構造をもつことが明らかになりました。

測定データより得られたHfSiOx膜の動径分布関数

画像ファイルの出典

私信等、その他

詳細

広沢 作成

測定手法

微小角入射X線散乱は、基板上の薄膜からの散乱X線強度を測定することで 構造の評価を行います。この例では、主として非晶質HfSiOx膜中のHfからの動径分布に関する知見が得られます。

画像ファイルの出典

図なし

測定準備に必要なおおよその時間

1 シフト

測定装置

装置名 目的 性能
多軸回折計 回折散乱の測定 4軸+2軸

参考文献

文献名
I. Hirosawa, et.al., Transactions of the Materials Research Society of Japan, 30 (2005) 221-224

関連する手法

反射率測定、微小角入射X線散乱

アンケート

本ビームラインの主力装置を使っている

測定の難易度

中程度

データ解析の難易度

熟練が必要

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

2~3シフト

最終変更日 2022-05-06 15:31