大型放射光施設 SPring-8

コンテンツへジャンプする
» ENGLISH
パーソナルツール
 

高分解能 CT を援用した3-Dイメージベース数値力学解析による材料ミクロ組織設計

  • Spring8ならでは
  • 初心者向け

問い合わせ番号

SOL-0000001434

ビームライン

BL20B2(医学・イメージングI)

学術利用キーワード

A. 試料 無機材料, 計測法、装置に関する研究
B. 試料詳細 金属・合金, 絶縁体・セラミックス, 結晶性固体
C. 手法 吸収、及びその二次過程
D. 手法の詳細 反射、屈折
E. 付加的測定条件 三次元画像計測(CT等), 室温, 時分割(比較的遅い)
F. エネルギー領域 X線(4~40 keV)
G. 目的・欲しい情報 局所構造, 欠陥、転位、歪み, 構造変化, 形態・巨視的構造

産業利用キーワード

階層1 機械, 金属, 工業材料
階層2 構造材(鉄、非鉄)
階層3
階層4 亀裂、空隙, 内部構造, 形態
階層5 イメージング

分類

A80.20 金属・構造材料, A80.30 無機材料, M60.20 X線CT

利用事例本文

放射光CTを用いたその場材料試験は、材料のミクロ組織・構造の破壊過程を調べられる新しい手法です。この手法を用いることで、材料の変形・破壊過程の3-D連続画像が得られます。BL47XUやBL20B2では、高分解能CT装置にその場材料試験機を設置して、高分解能三次元撮像やその連続観察が行なえます。

図に示すのは、発泡アルミニウムのセル壁の外形(左上)を三角形の集合体で近似し(左下)、かつ内部の微細なポアも同様にして抽出し(右上)、力学解析モデルを構築するプロセスを示しています。この様な手法により、金属材料だけではなく、様々な材料の損傷、破壊などのメカニズムをかなりの確度で特定することが出来ます。

画像ファイルの出典

原著論文/解説記事

誌名

H. Toda, M. Takata, et al. Adv. Engng. Mater. (2006), submitted.

図番号

測定手法

画像ファイルの出典

図なし

測定準備に必要なおおよその時間

1 シフト

測定装置

装置名 目的 性能
X線CT装置 物体の内部構造を測定する 空間分解能で約10ミクロン程度

参考文献

文献名
H. Toda, M. Takata, et al. Adv. Engng. Mater. (2006), submitted.
H. Toda, N. Kuroda, et al., Proc. XRM2005, (2005), submitted.

関連する手法

アンケート

SPring-8だからできた測定。他の施設では不可能もしくは難しい
本ビームラインの主力装置を使っている

測定の難易度

初心者でもOK

データ解析の難易度

中程度

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

2~3シフト

最終変更日 2006-03-31 16:37