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BL36XU 概要

問い合わせ番号

INS-0000001554

ビームラインの概要

 BL36XUは、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「固体高分子形燃料電池実用化推進技術開発」プロジェクトにおいて、電気通信大と分子研が中心となり、理研・JASRIの協力の下建設されたビームラインで、2020年3月に理研ビームラインに移管されました。テーパーアンジュレーター光とチャネルカット結晶分光器を用いた高速時間分解QXAFS、100nm集光ビームを用いた走査型XAFSイメージング、投影型/結像型XAFSイメージング、X線発光分光、時間分解QXAFS/XRD同時計測、ピンクビームを用いた実験などが、種々のin-situ環境下で実施可能です

研究分野

  • 高速時間分解QXAFS
  • 走査型/投影型/結像型XAFSイメージング
  • X線発光分光(HERFD-XANES, RIXS)
  • 時間分解QXAFS/XRD同時計測
  • ピンクビーム利用実験

キーワード

  • 測定方法
    XAFS、in situ、operando、時間分解、100 nm集光ビーム、XAFS-CT、3次元空間分解、XES、HERFD-XANES、RIXS、XRD、ピンクビーム
  • 装置
    透過法/蛍光法XAFS測定装置、XAFSイメージング測定装置、XES計測装置、ガス供給除害装置、クライオスタット、高温ガス雰囲気XAFSセル、燃料電池発電装置、燃料電池セル

光源と光学系

  • 光源
    真空封止型テーパーアンジュレーター
  • 主な光学素子
    ・第1ミラー(M1)、第2ミラー(M2)、コンパクト分光器2台、第3ミラー(M3)、第4ミラー(M4)から構成されています。
    ・M1およびコンパクト分光器2台は液体窒素冷却され、M2、M3、M4は水冷されています。
    ・全てのミラーはPtとRhでストライプにコートされています。M1は水平偏光平面ミラー、M2は水平偏光集光ミラーで、両ミラーにより入射ビームを水平方向に30 mmシフトすることによりガンマ線を分離除去します。M3とM4は上下偏光集光ミラーで、高次光を除去します。
    ・コンパクト分光器はサーボモータで駆動する型式です。Si(111)およびSi(220)小型チャネルカット結晶をそれぞれ備えた分光器2台がタンデムに配置され、4.5~35 keVをカバーします。

ビームラインハッチ全体図

光学ハッチ

実験ハッチ

実験ステーション

  • チャネルカット分光器を用いた20 ms時間分解クイックXAFS計測が可能です。
  • 2台のKB集光ミラーシステムにより、100 nm空間分解走査型XAFSイメージング計測が4.5~35 keVの範囲で可能です。
  • 投影型/結像型XAFSイメージング計測が1 µm/100 nm空間分解能で可能です。
  • X線検出器は、高速イオンチェンバー検出器、25素子Ge検出器検出器、4素子シリコンドリフト検出器、2次元ピクセルアレイ検出器、可視光変換型X線イメージング検出器が整備されています。
  • 試料雰囲気調整装置は、ガス供給除害装置、クライオスタット(4 K-RT)、高温ガス雰囲気XAFSセル(RT-1000 K)、燃料電池発電評価装置、燃料電池セルが整備されています。

実験ステーション

文献検索

BL36XU PUBLICATION SEARCH

連絡先

(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。

宇留賀 朋哉
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Tel: 0791-58-0833
Fax: 0791-58-0830
e-mail: urugat

新田 清文
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
FAX : 0791-58-0830
e-mail : nittak

東 晃太朗
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
FAX : 0791-58-0830
e-mail : higashi

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