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重金属蓄積植物におけるヒ素の組織内分布

  • 初心者向け

問い合わせ番号

SOL-0000001574

ビームライン

BL37XU(分光分析)

利用事例本文

この事例は,ヒ素を高濃度に蓄積する植物について扱ったものです。このような植物は,バルク濃度としてヒ素の量はとらえられていましたが,葉や茎,根などの組織ごとの分布を調べた例はありませんでした。そこで,蛍光X線分析を行いました。
図に示すのは,葉の蛍光X線イメージングです。ヒ素や他の必須元素の分布状況も明らかとなりました。

図 シダ植物の葉の蛍光X線分析

測定手法

この手法は通常の蛍光X線分析です。ビームサイズは50ミクロンとなっています。しかしながら,大面積なものの分布を見るのに適しています。葉っぱ1枚からでも多くの元素の情報を得ることができ,植物分野ではこれまでになかった種類のデータとなりました。

測定準備に必要なおおよその時間

3 時間

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

4~9シフト

測定の難易度

初心者でもOK

データ解析の難易度

初心者でもOK

測定装置

学術利用キーワード

A. 試料 生物・医学
B. 試料詳細 生体組織、細胞系等
C. 手法 蛍光X線
D. 手法の詳細 微量元素分析
E. 付加的測定条件
F. エネルギー領域 X線(4~40 keV)
G. 目的・欲しい情報 元素分布

産業利用キーワード

階層1 環境
階層2 環境物質
階層3 生体
階層4 元素分布
階層5

分類

参考文献

関連する手法

アンケート

利用事例データベースを充実させるために、ご感想をお聞かせ下さい



a. 試料や測定方法など、適用できる可能性を感じた
b. すぐに適応できるテーマはないが、参考になった
c. 自分のテーマや関心と異なるものだった


a. この内容のままでよい
b. 入門的すぎるので、もっと専門的な詳しい情報がほしい
c. 専門的で難しすぎるので、他分野の者でも理解できるような入門的な内容にしてほしい


a. 頻繁に利用している
b. 1~2回の利用経験がある
c. 利用したことはないが、今後利用を計画している
d. 利用したことはなく、今後も利用する予定はない

最終変更日 2006-03-30 21:04
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