BL47XU 概要
問い合わせ番号
INS-0000001374
ビームラインの概要
BL47XUは各種イメージング手法の研究開発を目的に設計されており、高いフラックス密度が得られるだけでなく、スペックルノイズの少ないクリーンなビームが利用できます。
BL47XUは現在主にマイクロトモグラフィー(X線CT)の実験に使われていますが、オープンスペースに出来るハッチがあり、高フラックスとクリーンなビームを必要とする各種の実験に対応可能です。
研究分野
- 物性科学
- X線光学
- 惑星地球科学
- 他、可能な限りあらゆる種類の実験に対応します。
キーワード
- 測定装置
- マイクロトモグラフィー実験装置
- マイクロビーム実験装置 (マイクロビーム回折、走査型顕微鏡実験装置)
- 高分解能マイクロトモグラフィー実験装置
- 高分解能画像検出器 (ビームモニタ2型、ビームモニタ3型)
- 高精度回折計、汎用実験用定盤、 フレネルゾーンプレート(マイクロビーム生成用)
- シリコンドリフト検出器 (SDD),
- 持ちこみ装置用フリースペース(実験ハッチ1)
- 試料調製用簡易クリーンブース
光源と光学系
光源はSPring-8標準型の真空封止アンジュレータであり、磁場周期長32 mm、周期数は140です。磁極間隔を9.6 mmから50 mmの間で変化させることで、アンジュレータ放射の基本波によって5.9 keVから18.9 keVまでのエネルギー領域をカバーしています。
フロントエンド部のXYスリットは発光点(アンジュレータの中心)から28.9 mの位置にあり、利用可能なスリットの最大開口は1 mm x 1 mmです。
ビームラインの分光器はSPring-8標準型の二結晶分光器であり、発光点から36 mの位置に設置されています。分光結晶の冷却はこのビームラインで開発された間接型液体窒素冷却で行っています。ブラッグ角の可動範囲は3度から22度であり、Si 111 結晶面を使うことで、利用可能なX線エネルギーは5.2 keVから37.7 keVになっています。
図1.光学ハッチ内の機器構成図
図2.実験ハッチの構成
- 試料位置でのX線の特性
エネルギー領域 5.2 ∼ 37.7 keV エネルギー分解能 ΔE/E ∼ 2 × 10-4 (@E = 18 keV) フラックス 2 × 1013 ph/s
(X線エネルギー 18 keV, 蓄積電流100 mAの条件)ビームサイズ(半値全幅) 1.2 mm (水平) × 0.3mm (垂直)
(X線エネルギー 18 keV, 発光点から40m位置での値)
実験ステーション
本ビームラインには二個所の実験ハッチ(実験ハッチ1及び実験ハッチ2)があり、図2に示すようにタンデムに配置されています。試料調製用簡易クリーンブースは実験ハッチ2のそばにあります。
文献検索
連絡先
(注)e-mailアドレスは@マーク以下を省略していますので、アカウントの後に@spring8.or.jpを付けてください。
上杉 健太朗
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
Fax : 0791-58-0830
e-mail : ueken
安武 正展
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-0833
Fax : 0791-58-0830
e-mail : m.yasutake
田尻 寛男
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-2750
FAX : 0791-58-0830
e-mail : tajiri
梶原 堅太郎
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
Phone : 0791-58-2750
FAX : 0791-58-0830
e-mail : kajiwara