大型放射光施設 SPring-8

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パーソナルツール
 

Emittance measurement

  • Spring8ならでは

問い合わせ番号

SOL-0000001703

ビームライン

BL47XU(マイクロCT)

学術利用キーワード

A. 試料 計測法、装置に関する研究
B. 試料詳細
C. 手法 X線回折
D. 手法の詳細 反射、屈折
E. 付加的測定条件 二次元画像計測
F. エネルギー領域 X線(4~40 keV)
G. 目的・欲しい情報

産業利用キーワード

階層1
階層2
階層3
階層4
階層5

分類

利用事例本文

X線光源のエミッタンスを計測するために、結晶光学系を用いる方法を考案しました。(++)配置の二つの完全結晶を角度成分のアナライザーとして用いました。X線ビームの断面積と角度広がりを、光源についての仮定無しに決定できます。下図に、実験配置を示します。BL47XUでの水平方向のエミッタンスの測定結果は7.6nmradで、蓄積リングの電子ビームのエミッタンスから予想される値7nmradに近い値を示しました。垂直方向の電子ビームのエミッタンスの上限は、0.14nmradでした。フィルターや窓材による散乱や、分光器結晶の僅かな湾曲等の影響が、装置関数として含まれていると考えられます。

 

[ Y. Kohmura, Y. Suzuki, M. Awaji, T. Tanaka, T. Hara, S. Goto and T. Ishikawa, Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A 452, 343-350 (2000), Fig. 2, 6, 9,
©2000 Elsevier Science Publisher ]

 

画像ファイルの出典

原著論文/解説記事

誌名

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A 452, 343-350 (2000)

図番号

2,6,9

測定手法

電子ビームのエミッタンスは、アンジュレーターからの硬X線放射の固有回折限界よりも大きいため、アンジュレーターからの硬X線放射を用いると、電子ビームのエミッタンスを精度良く決定できます。

画像ファイルの出典

図なし

測定準備に必要なおおよその時間

7 日

測定装置

装置名 目的 性能
神津製作所回折計 結晶のアライメント
日立電子ビジコン 画像計測

参考文献

文献名
Y.Kohmura et al., Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A 452, 343-350 (2000)

関連する手法

アンケート

SPring-8だからできた測定。他の施設では不可能もしくは難しい
本ビームラインの主力装置を使っている

測定の難易度

熟練が必要

データ解析の難易度

中程度

図に示した全てのデータを取るのにかかったシフト数

10シフト以上

最終変更日 2022-05-09 15:51