2022年1月13日に開催されたSPring-8ユーザー協同体(SPRUC)2021年度第3回評議員会で、評議員の互選により、第6期のSPRUC会長に選出されました。 これまで雨宮慶幸第1期会長、高原淳第2期会長、中川敦史第3期会長、水木純一郎第4期会長、木村昭夫第5期会長により発展してきた基盤を継承し、更なる発展的な活動ができるように取り組んでいきますのでご支援よろしくお願いいたします。
各幹事は、下記の方々にお願いすることにいたしました。
2024年度は放射光利用研究における大きな転換期となる年です。日本初の第4世代放射光施設NanoTerasuの供用運転が開始されます。 さらに、SPring-8においては第4世代大型放射光施設となるSPring-8-IIへの高度化開発が始動します。放射光利用研究の専門家集団として先端光源を最大限に利活用する英知と技術を集結する必要があります。 この目的のため、SPRUCで継続している活動、すなわち、SPring-8シンポジウム、BLsアップグレード検討ワークショップ、研究会活動を通して、SPring-8-IIや相乗的に加速する計測技術に関する議論を深化させます。 また、 SPring-8夏の学校(後援)、SPring-8秋の学校、研究会によるワークショップを活用して、人材育成、利用者の裾野拡大に貢献します。
先端光源の利活用では、内外での連携がより重要になります。SPring-8-IIの光源性能向上でSACLAとの連携がより密接になることが期待されます。 また、新施設NanoTerasuとの協調・相補利用のみならず、SPring-8-II建設を見据えれば他施設との交流、連携もさらに重要になります。 さらに、SPring-8-IIへの高度化開発が具体的なステージに進んだ現状において、施設側との意見交換や技術的要求はもちろん、その有用性・必要性を広く発信する責務があります。 SPring-8-II計画加速に向けた取り組みを会員の皆様とともに活性化していきたいと考えております。
SPring-8ユーザー協同体 会長
関西学院大学 工学部
藤原 明比古