SPring-8利用者懇談会研究会

研究会の名称

残留応力と強度評価研究会 / Research group on evaluation of residual stress and strength

ホームページ

http://jaeabl.spring8.or.jp/bl22xu/sp8stress/index.html

代表者、副代表者

代表者
氏名 秋庭 義明 / Yoshiaki Akiniwa
所属 横浜国立大学大学院工学研究科 / Faculty of Engineering, Yokohama National University
連絡先 akiniwa( at )ynu.ac.jp

副代表者
氏名 菖蒲 敬久 / Takahisa Shobu
所属 日本原子力研究開発機構量子ビーム応用研究部門 / Quantum Beam Science Directorate, Japan Atomic Energy Agency
連絡先 shobu( at )spring8.or.jp

研究会の活動目標・目的

 機械や構造物の設計においては、実際の使用環境と外荷重の条件下で構造物中の応力がどのように分布しているかを知ることが不可欠である。また外荷重がない場合にも、部分中には製造過程や組み立て過程において導入された残留応力が存在し、部材の破壊や疲労強度に大きな影響を持つばかりでなく、部材寸法の安定性をも左右する。

 そこで、本研究会の目的は、SPring-8を利用して材料・構造物中の内部応力・ひずみの高精度かつ非破壊的評価技術を開発し、新しい材料・構造の設計、品質保証技術の開発に展開することである。具体的な内容は以下の通りである。

1. 新素材および複雑形状要素の高精度応力測定技術の確立と高信頼性設計への展開
2. マイクロ・ナノ領域および微小構造体のひずみ・応力計測技術の開発
3. 他の放射光材料評価法と応力の同時計測技術の開発
4. 多次元検出器を用いた応力測定手法の開発
5. 粗大粒や集合組織を持つ材料に対する応力測定技術の開発
6. 材料・構造の劣化・寿命評価手法の開発
7. 放射光応力評価を基礎とした新産業技術の開拓
8. 応力評価・損傷評価への放射光の利用技術の産業利用を目的としたデータベースの構築
9. 中性子応力測定との相補的利用法の確立
10. 産業界への利用促進と、国際的標準的測定法の確立
11. 応力測定専用ビームラインの構築

 あわせて、これからSPring-8を使おうとするユーザーの要望やニーズを吸い上げ、ユーザーと施設の間の相互理解を促進する。


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