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| SPring-8利用者懇談会研究会 |
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研究会の名称 内殻励起ダイナミクス研究会 / Dynamics on core excitation 代表者、副代表者 代表者 副代表者 研究会の活動目標・目的 本研究会は2006年改組の原子分子の内殻励起研究会の活動を継承し、原子・分子・表面・固体等の内殻励起状態に関わる研究について現状分析し、次世代における内殻励起状態ダイナミクス探索について議論することを目的とする。内殻電子の励起、イオン化とその緩和過程、およびそれらによって誘起される分子変形、脱離や反応等のダイナミクスについては、各国の放射光施設の軟Ｘ線ビームラインにおける励起光エネルギーの分解能の向上とともに、急速に研究が進展している。中でもSPring-8の軟Ｘ線ビームラインでは10,000を優に超える分解能が達成され、特にBL27SUにおいて、軟X線光化学SG等の積極的な活動により、500eV以上の軟X線領域では世界に類を見ない高分解能を活かした実験が積極的に進められている。本研究会の第一の目標はこのような現状を原子や小さい分子だけでなく、クラスターや表面およびイオン等を含み、広く内殻励起に関連するダイナミクスの研究に関して、正確に分析することにある。そのために、国内各研究所での内殻励起状態ダイナミクス探索の現状を分析すること、また世界における内殻励起ダイナミクス研究の現状を掌握するため、国内学会だけでなく積極的に国際研究集会に参加して、情報の収集とSPring-8における研究成果の宣伝に努める。このような国の内外の現状分析に基づき、次のブレイクスルーを引き起こすにはどのような計測技術の開発が必要となるか、あるいはどのような特性を持った次世代ビームラインあるいは次世代光源が必要となるかを議論することが、第二の目標である。内殻励起状態ダイナミクスの探索はこれまでも軟X線光源の進歩と共に新たな展開を見せてきた。SPring-8においても、自由電子レーザーの建設が進められており、新たな光源の利用による内殻励起状態ダイナミクスの研究における新たな展開の方向性、あるいは新たな光源の性能をフルに活かすにはどのような計測手法の開発が必要なのかについても広く議論したい。最終的には、新たな光源やビームラインの提言を目指す。 The purpose of this user group is to discuss the dynamics which takes place following the excitation or ionization of core electrons, and other related phenomena in atoms, molecules, clusters, ions, condensed matter, and so on. Such studies are recently rapidly developing because soft X-ray beamlines with energy resolving powers of greater than 10,000 can be now utilized. Especially, BL27SU at the SPring-8 has become one of the best beamlines in the world for gas phase experiments, in direct connection with the high activities of our group. Our main aim is to analyze the present status and outlooks in research into the dynamics concerning core excitation, and to ensure that new outcomes at SPring-8 are communicated to the society of synchrotron radiation researchers. Another aim is to discuss what kinds of optical techniques, measurement methods, and light sources are needed in the future for realizing breakthroughs in the research field of core excitation. |