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SPring-8利用者懇談会研究会 |
研究会の名称 X線マイクロ・ナノトモグラフィー / X-ray Micro/Nano-Tomography ホームページ http://www-bl20.spring8.or.jp/nmct/ 代表者、副代表者 代表者 副代表者 研究会の活動目標・目的 X線マイクロ・ナノトモグラフィーは、空間分解能、時間分解能の向上とともに、従来手法では不可能であった3D/4D画像解析の手段として認識されており、医学・歯学、地球・宇宙物理、材料科学、産業技術など多岐にわたる応用が広がっている。本研究会は、第2期において、ESRFの研究者を招聘した国際ワークショップを含めて5回の研究会を実施し、潜在的なユーザの掘り起こし、SPring-8におけるマイクロ・ナノトモグラフィーの学術・産業利用について議論してきた。第2期の活動を通して、1)SPring-8のトモグラフィーに関するユーザ側の理解、2)ユーザのニーズのSPring-8側への伝達、3)多様な分野における3D/4D画像解析の相互理解などにおいて成果を収めた。一方、ナノCT、FastCT、位相CTなど革新的なCT技術の開発の重要性が多くのメンバーで共有されるに至ったが、ユーザ側からの技術開発への貢献は限定的であった。 第3期においては、これまでの活動を踏まえ、以下の方針で運営する。 (1) 成果報告による情報交換:ユーザ間およびユーザ/施設間の相互理解等の促進、可視化技術の状況把握 (2) 試料準備、画像・解析技術などのノウハウに関する情報交換 (3) 新規分野・ユーザの開拓:産業利用も含めて、各種の啓蒙活動を通じた応用分野の拡大と高度化を目指す。 (4) ナノCT、FastCT、位相CT、生体低侵襲CTなど、ユーザのニーズを実現するための相互協力体制の確立:必要に応じてワーキンググループを立ち上げ、競争的資金を使った研究プロジェクトの推進なども試みる。 (5) 相補的な放射光・中性子関連技法の援用のための勉強会・見学会、情報収集など (1)-(3)は第2期から継続した活動であるが、 (4)は第3期において推進すべき課題である。これらの活動を通して、SPring-8でのマイクロ・ナノトモグラフィー利用研究の大幅な質的向上を目指す。 |