BL47XUではゾーンプレートを集光素子としたマイクロビームの開発が続けられており、0.3μm程度の大きさのX線マイクロビーム利用した走査型X線顕微鏡が利用できます。本装置を用いて大きさが約1μmの好酸性光合成細菌中の光合成中心に含まれるZn分布を測定する研究が行われています。
アスペクト比が高い多孔体構造形成のためにはミクロンオーダーの孔の連続性や均一性を評価することが必要不可欠です。BL47XUのマイクロX線CT装置を利用して、多孔体の三次元構造を1μmの空間分解能で非破壊的に決定する研究が行われています。下図はAl-In合金から電気化学的にInを除去した試料の三次元像です。この測定から、数μmから20μm径のポアが深さ500μm程度形成できることがわかりました。
主な測定装置