第12回SPring-8夏の学校
概要
主催: | (公財)高輝度光科学研究センター(JASRI: Japan Synchrotron Radiation Research Institute) (独)理化学研究所 播磨研究所、(独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門、兵庫県立大学大学院物質理学研究科・生命理学研究科、兵庫県立大学高度産業科学技術研究所、関西学院大学大学院理工学研究科、東京大学放射光連携研究機構、岡山大学 |
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開催日程: | 2012年7月15日(日)- 7月18日(水) スケジュール |
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開催場所: | SPring-8 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1(播磨科学公園都市) |
ポスター(778KB) | チラシ(1.1MB) | |
カリキュラム概要: | 講義概要(7科目) 実習概要(16本のビームライン実習の内2科目選択) |
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レポート提出: | 夏の学校終了後に講座7科目の内2科目、実習2科目の内1科目、合計3科目を選択してレポートを提出して頂きます。 |
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参加費: | 無料(但し宿泊費・交通費・食費は自己負担) | |||
参加対象: | ❖大学院修士(博士前期)課程の学生 ❖人数に余裕があれば学部4年生も受入れ可 ❖主催大学の推薦枠あり ❖所属大学で放射線業務従事者として教育を受け登録されていること *応募者多数の場合は参加登録の内容をもとに選考させていただきます。 |
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募集人数: | 60名程度(内、主催大学の推薦30名程度*)*下記参照 |
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参加登録: | 参加登録の申し込みは締切らせて頂きました。 |
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参加登録 受付期間: | 選考結果はご登録頂いたe-mail宛に通知させて頂きました。ご不明な方は下記事務局までご連絡下さい。 |
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参加についての注意点: | *** 参加に際しては必ず所属研究室の教官の許可を得てください *** ① ビームライン実習に参加するためには放射線業務従事者であることが必須です。所属大学で予め教育を受け、登録しておいて下さい。この教育は来所予定日(夏の学校開校日:7月15日)から遡って一年以内に受講している事が必須です。最後の教育から1年以上経過している場合は再教育を受講しておいてください。 ② 夏の学校開催期間中の怪我の補償、物品の損害賠償等に備え参加者は所属大学において学生教育研究災害傷害保険に加入していることが必須です。在籍中の大学窓口でご確認下さい。 ③ 期間中、SPring-8内の宿舎に滞在を希望される場合はツイン(相部屋)になる可能性があります。予めご了承をお願い致します。遠方からお越しの場合は開校日前日からの宿泊をお勧めします。 |
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*主催大学の推薦について: | 主催大学からの推薦については各大学の下記担当教官にお問い合わせください。 ❖ 兵庫県立大学大学院物質理学研究科・生命理学研究科 (科目名:放射光特別実習)>>> 担当:篭島 靖(かごしま やすし) ❖ 兵庫県立大学高度産業科学技術研究所 >>> 担当:庄司 善彦(しょうじ よしひこ) ❖ 関西学院大学大学院理工学研究科(科目名:物理学特殊講義IV) >>> 担当:高橋 功(たかはし いさお) ❖ 岡山大学大学院自然科学研究科(科目名:放射光科学実習) >>> 担当:横谷 尚睦(よこや たかよし) ❖ 東京大学放射光連携研究機構 >>> 担当:堀場 弘司(ほりば こうじ) 兵庫県立大学大学院物質理学研究科・生命理学研究科(科目名:放射光特別実習)、関西学院大学大学院理工学研究科(科目名:物理学特殊講義IV)、岡山大学大学院自然科学研究科(科目名:放射光科学実習)では、スクール終了後に提出されたレポートを履修単位として認定する際の採点対象とします。 |
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参加者の声: | 第11回(2011年度)の参加者アンケートより |
問い合わせ先
公益財団法人 高輝度光科学研究センター 研究調整部 SPring-8夏の学校事務局 垣口(かきぐち)伸二、入潮(いりしお)慶子 |
e-mail:2012summerschool@spring8.or.jp |
TEL: 0791-58-0987, FAX: 0791-58-0988 |
SPring-8夏の学校とは何か?
SPring-8は世界でもっとも輝度の高いX線を発生できる第三世代の大型放射光施設です。SPring-8では、素粒子物理・物性科学・物質科学・生命科学・医学などの幅広い研究活動が行われており、基礎科学から産業応用にまで至る多くの分野で成果が生み出されています。また、キャンパス内では究極のX線源である自由電子レーザー(XFEL)SACLAが建設され、2012年3月に供用開始となりました。
『SPring-8夏の学校』は、大学院修士(博士前期)課程の学生を対象に、次世代の放射光利用研究者の発掘と育成を目的として2001年より毎年開校され、今年で12回目となります。SPring-8で活躍する最前線の研究者による講義と実習を組み合わせて行うことにより、放射光の原理と利用研究の基礎を学ぶと共に、放射光を使う実習によって最先端の実験を体験出来るようにカリキュラムが準備されています。
校長からのメッセージ
「百聞は一見にしかず」。「見る(観測する)」ことが科学の進歩・発展に大きく寄与することは歴史が教えてくれています。「見る」ためには光が必要で、見えないものを見えるようにするためには強い光が必要であることは、皆さんは実体験していることでしょう。まだ見たことのない原子や電子の世界を照らし、そこで起こる様々な不思議な現象を見えるようにしてくれるのが放射光です。放射光は実にありがたい「希望の光」「夢の光」です。豊かで安心・安全な持続性のある社会の実現は世界中の人たちが望んでいることです。このような社会の実現に物質科学や生命科学の進歩に負うところが大きく、これに放射光が絶大な働きをしているのです。
SPring-8は、世界に3つしかない第三世代の大型放射光施設であり、しかもその中でも世界最大の放射光施設です。大学の実験室に設置されているX線発生装置と比較して、赤外線からガンマ線までの広いエネルギー範囲にわたって6~7桁、あるいはそれ以上のX線強度(高輝度)が得られ、かつ平行性、偏光特性などを持っています。SPring-8では、世界各国からの研究者、技術者がこれらの特性を生かした最先端の研究をおこなっており、物理学、化学、工学、材料科学、医学、生命科学、農学、薬学、地球科学、さらにはこれらの融合新分野、また各分野の応用といえる産業利用と、非常に幅広い分野にわたって研究が展開されています。このような研究の最先端と将来への展望を知っていただくために、今後の日本の科学・技術を背負っていただく学部学生以上を対象として、「SPring-8夏の学校」を開校いたします。
この夏の学校では、放射光の発生原理から利用研究まで最前線の研究者による講義、SPring-8の光を使った実習、研究者との交流など、放射光の魅力が分かるプログラムを用意しています。「SPring-8夏の学校」で最先端の「希望の光」「夢の光」の威力を体験・実感して、その魅力を存分に味わってください。最先端で活躍している研究者とのざっくばらんな交流は、将来の道を選ぶヒントが得られるかもしれません。また、ここ西播磨の地は、宇宙から煌めく光をはっきり見ることもでき、まさに光の都です。多くの学生諸君の入校をお待ちしています。
関西学院大学 理工学部
(独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門
水木 純一郎
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